猫が好き
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ひん死の状態で保護した子猫が「奇跡の大復活」→さまざまな後遺症を抱えながら元気に暮らす様子に心打たれる

保護当時の状況についてお聞きすると、飼い主さんはこう教えてくれました。
飼い主さん:
「当時暮らしていたマンションの駐車場で、助けを求めるように鳴いている親猫を見つけました。近づいてよく見てみると、親猫のそばにはぐったりしている子猫が……。おそらく車にひかれたのではないかと思います。
そのまま放っておくわけにもいかず、家からタオルを持ってきて子猫を包み、近所の動物病院で処置をしてもらったあと、我が家で保護することになりました」
「今日1日生きられるかどうかわからない状況」だったまつりちゃん

飼い主さん:
「とても心配でしたが、まつりは生命力が強く食欲旺盛で、日に日に元気になっていきました。
最初はゴハンをもらうときくらいしか鳴かない猫だったのですが、だんだんと慣れてきたのかかまってほしいときや、ソファやベッドに上りたいときにも鳴くようになりました」
後遺症が残ってしまったことが発覚

「しかしその後、後ろ足が一向に動くようにならないことや、視力が弱いことに気が付き、別の動物病院でセカンドオピニオンを受けたところ、事故の後遺症で下半身不随の障害が残り、右目が失明してしまったことを告げられました。
自力での排泄が難しいまつりはおむつを履く生活に。おむつは1日3~4回程度替える必要があるため、長時間の外出は控えるようになり、私たちの生活はずいぶんと変化しました」
現在のまつりちゃんの様子は

飼い主さん:
「視力が悪いせいか物音には敏感で人見知りが激しく、来客があると一目散に布団の中に避難し、お客さんが帰るまで出てきません。そのわりに飼い主たちがWeb会議をしていると、自分も参加しているつもりなのか、一生懸命ニャーニャー鳴いてくることも。
また、食べ物へのこだわりが強く、ゴハンやおやつはお気に入りのもの以外、ニオイこそかぐものの決して口にしません。ちなみに、猫草は大好きなので、我が家では猫草を種から育てています。おかげで猫草の栽培がうまくなりました」

「そんなまつりですが、ひなたぼっこしながら外を見たり、ブラッシングやなでなでされたりするのは好きなようです。とくにブラッシングは大好きで、ブラッシング中はいつも喉をゴロゴロ鳴らしています」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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