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実は勉強熱心?猫自身が暮らしの中で覚えた「しぐさ」3つ
猫は犬より賢くないと思われがちですが、そんなことはありません。目的のために、ありとあらゆる手を尽くし、成功すればちゃっかりと自分のものにしてしまうのです。そんな、習性ではなく猫が独学で覚えたしぐさを紹介します。猫の賢くて器用な一面に気付かされるでしょう。
お腹がすくとキッチンの物を落とす
猫はフードが食べたくなると、キッチンのコップなどを落として飼い主さんにアピールすることがあります。キッチンから飼い主さんをチラ見して犯行に及ぶので、わざと行っているのは明らかです。
このしぐさは成功体験から学びました
猫は一度思い通りに事が運ぶと、味をしめてそのしぐさを繰り返すようになります。コップを落とすと飼い主さんが必ず応えてくれるので、猫は「フードをもらうために、物を落とすのが一番効く」と覚えているのでしょう。
ただ、物を落とす行為は危険なこともあるので、身に付けさせないのがベストです。飼い主さんはフードを与えるのを我慢して、このしぐさをやめさせられるといいかもしれませんね。
ただ、物を落とす行為は危険なこともあるので、身に付けさせないのがベストです。飼い主さんはフードを与えるのを我慢して、このしぐさをやめさせられるといいかもしれませんね。
洗濯機の音がすると寄ってくる
洗濯物を干す際に「一緒に外に出して」とアピールしていた猫が、いつのまにか洗濯機のアラームが鳴ると、窓の前に行って待機するように。猫は、どのようにしてこのしぐさを身に付けたのでしょう。
このしぐさは経験から学びました
猫は好奇心や縄張り意識から、外に出たがることがあります。最初は飼い主さんに向かって外に出たい気持ちをアピールしていた猫ですが、洗濯のたびにそのしぐさを繰り返していたら、「洗濯機のアラームが鳴ると、窓が開く」ということを覚えたのでしょう。
このように、猫は経験から新ルートを編み出していくこともできるのです。
このように、猫は経験から新ルートを編み出していくこともできるのです。
自らドアを開ける
ある日、不意にドアを開けて部屋に入ってきた猫が、その日以来、自らドアを開けるしぐさを繰り返すように。部屋へ入ってきたときに飼い主さんが「すごい!」とベタ褒めしたのは事実ですが、それがしぐさの習得にどう関係しているのでしょうか。
このしぐさは褒められたい一心でやっています!
猫は、意外な場面で飼い主さんが反応してくれたことが嬉しかったのでしょう。以降は「自分でドアを開ければ褒めてもらえる」と覚えて、このしぐさを繰り返すようになったと考えられます。
猫は「いいことがある」と覚えると、その行動を繰り返すようになるので、その習性を利用すれば、飼い主さんがしてほしいしぐさを覚えさせることもできるでしょう。
猫は「いいことがある」と覚えると、その行動を繰り返すようになるので、その習性を利用すれば、飼い主さんがしてほしいしぐさを覚えさせることもできるでしょう。
猫は飼い主さんの行動や反応をよく見ています。自身の経験をもとに学んでいける猫は、本当はとても頭がいいのかもしれません。
参考/「ねこのきもち」2017年6月号『手段は選ばない。すべては欲望を満たすための“作戦”―― ねこの独学しぐさ』(監修:武蔵野大学教育学部講師 齋藤慈子先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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