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王道な猫しぐさ『スリスリ』が僅差で1位!「好きな猫のしぐさランキング」のトップ3をプロが解説
猫が見せるさまざまな愛らしいしぐさ。猫の飼い主さんたちの間では、どのしぐさが人気なのでしょうか?
【アンケート調査】好きな猫のしぐさは?
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、「好きな猫のしぐさ」について飼い主さん400名にアンケート調査を行いました。
今回の調査では、「ノドをゴロゴロ鳴らす/スリスリ/ヘソ天/ふみふみ/砂かけ/サイレントニャー/けりけり」の中から好きなしぐさを複数選択してもらったところ、ランキングの第1位は「スリスリ(22%)」という結果に。
次いで、「ノドをゴロゴロ鳴らす(21%)」「ふみふみ(20%)」と続きました。
今回の調査では、「ノドをゴロゴロ鳴らす/スリスリ/ヘソ天/ふみふみ/砂かけ/サイレントニャー/けりけり」の中から好きなしぐさを複数選択してもらったところ、ランキングの第1位は「スリスリ(22%)」という結果に。
次いで、「ノドをゴロゴロ鳴らす(21%)」「ふみふみ(20%)」と続きました。
【獣医師解説】トップ3の猫のしぐさの心理は?
ここからは、ランキングトップ3の猫のしぐさの意味について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。それぞれのしぐさの注意点についても、見ていきましょう。
①猫がスリスリする心理は?
猫のスリスリには、主に「マーキング」「おねだり」「あいさつ」といった意味があります。
マーキングの意味のスリスリ
猫は縄張りを守るために、自分のニオイをつけることがあります。これを「マーキング」といい、スリスリはその一種だと考えられています。
たとえば、猫は縄張りである部屋に知らないニオイがあるときにスリスリする傾向がありますが、これは「自分のニオイをつけて安心したい」という意味合いがあります。
また、猫の頬からは「フェイシャルフェロモン」が分泌されており、生活環境にある物・人・動物に擦りつけることで「慣れ親しんでいますよ」というアピールも。
そうしたフェロモンの効果を利用し、たとえば通院や生活環境が変わってストレス・緊張感が続いている猫に対して、フェロモンを含む製品を使用することで、ストレス・緊張感を緩和できることもあります。
たとえば、猫は縄張りである部屋に知らないニオイがあるときにスリスリする傾向がありますが、これは「自分のニオイをつけて安心したい」という意味合いがあります。
また、猫の頬からは「フェイシャルフェロモン」が分泌されており、生活環境にある物・人・動物に擦りつけることで「慣れ親しんでいますよ」というアピールも。
そうしたフェロモンの効果を利用し、たとえば通院や生活環境が変わってストレス・緊張感が続いている猫に対して、フェロモンを含む製品を使用することで、ストレス・緊張感を緩和できることもあります。
おねだりの意味のスリスリ
猫は人に「何らかのアピールをしたい」ときに、スリスリすることも。たとえば、「たまたま飼い主さんにスリスリしたら、ごはんをくれた」などの経験から、猫が自ら学習した技だといえるでしょう。スリスリしておねだりすることで、要求を通そうとしているのかもしれません。
あいさつの意味のスリスリ
スリスリには、「あいさつ」の意味合いも。猫は親しい猫に対してスリスリすることがあり、自分のニオイをつけながら相手のニオイも確認しています。スリスリする時間が長いほど、友好的な関係が築かれているようです。
ストレスや病気が原因でスリスリすることもあるので注意!
猫がスリスリする頻度が極端に高い場合は、ストレスが原因の可能性も。また、単に「かゆい」という理由ではなく、病気が原因のかゆさでスリスリすることもあるので、注意しましょう。
②猫がノドをゴロゴロ鳴らす心理は?
猫がノドをゴロゴロ鳴らすのは、リラックスしているときや眠いとき、気分がいいときにすることが多いです。
猫はゴロゴロ音の高さの違いで気持ちを表現しているとされ、「甘えているとき」のゴロゴロ音は中低音であることが特徴に。一方で、ゴロゴロ音が高いときは「要求」の気持ちのあらわれです。
生まれたばかりの子猫はまだ目が見えないため、母猫は授乳をするときなどにゴロゴロ音で振動を起こし、近くにいることを子猫に伝えます。また、子猫も母猫に「おなかが空いた」「遊んでほしい」といった気持ちをゴロゴロ音で伝え、コミュニケーションを取っているようです。
その頃の名残で、成猫になっても何かを要求するときにはノドを鳴らし、気持ちを伝えることがあります。
猫はゴロゴロ音の高さの違いで気持ちを表現しているとされ、「甘えているとき」のゴロゴロ音は中低音であることが特徴に。一方で、ゴロゴロ音が高いときは「要求」の気持ちのあらわれです。
生まれたばかりの子猫はまだ目が見えないため、母猫は授乳をするときなどにゴロゴロ音で振動を起こし、近くにいることを子猫に伝えます。また、子猫も母猫に「おなかが空いた」「遊んでほしい」といった気持ちをゴロゴロ音で伝え、コミュニケーションを取っているようです。
その頃の名残で、成猫になっても何かを要求するときにはノドを鳴らし、気持ちを伝えることがあります。
ノドをゴロゴロ鳴らさない猫も 理由は?
なかにはゴロゴロ音を鳴らさない猫もいますが、リラックスしていない、飼い主さんを信頼していないということではなく、親離れした大人の猫である証といえるでしょう。
ピンチや苦しいとき、不調のときにもゴロゴロとノドを鳴らすことが
猫がノドを鳴らす理由は諸説ありますが、ピンチのときや苦しいとき、不調のときに、低い音でノドを鳴らすこともあるので注意が必要に。これは、自分を安心させるための行動だと考えられています。
③猫がふみふみする心理は?
猫のふみふみの行動は、くつろいで気持ちが満ち足りているときや、母猫に甘えるときのような気持ちを感じているときに見られる傾向に。
生後間もない子猫は、前足を使い母猫のおっぱいを揉みながら母乳を飲みます。その名残からなのか、成猫になってもふみふみするコがいます。飼い主さんに心を許し、子猫の頃を思い出してふみふみしながら甘えているのでしょう。
生後間もない子猫は、前足を使い母猫のおっぱいを揉みながら母乳を飲みます。その名残からなのか、成猫になってもふみふみするコがいます。飼い主さんに心を許し、子猫の頃を思い出してふみふみしながら甘えているのでしょう。
猫がふみふみしているときに、していい対応・してはいけない対応は?
猫がふみふみしているときは、基本的には何もせずに見守ってあげましょう。ふみふみの最中はやや無防備になっている猫が多く、いつもなら気にしないような少しの刺激でも驚かせてしまうことも。
急に触ったり、近くで物音を立てたりなどの行動はしないほうがよいでしょう。
急に触ったり、近くで物音を立てたりなどの行動はしないほうがよいでしょう。
今までふみふみしていた猫がしなくなる理由は?
環境変化や聞きなれない音・振動などの刺激で警戒心が高まったり、ストレスや体調不良などでつらさを感じたりしていると、ふみふみしなくなることも。
頻繁にしていたふみふみを急にしなくなり、それが長く続く場合は、愛猫の警戒心が高まるような状況がないか、生活環境を見直しましょう。
また、高齢になると四肢の関節炎が起きやすくなり、ふみふみの頻度が減ることもあります。
頻繁にしていたふみふみを急にしなくなり、それが長く続く場合は、愛猫の警戒心が高まるような状況がないか、生活環境を見直しましょう。
また、高齢になると四肢の関節炎が起きやすくなり、ふみふみの頻度が減ることもあります。
猫が見せるしぐさからは、そのときの気持ちや状態が読み取れることがあります。もしこれまでとは違う変化が見られる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。
監修/お話しを伺った先生:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生
ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の好きなしぐさに関するアンケートvol.02』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の好きなしぐさに関するアンケートvol.02』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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