ノラ猫がナデナデを許すまで
人に怯えるノラ猫・ジャンくんの里親になったご夫婦。この動画は、ジャンくんに深い愛情を注ぎ、1年半かけて背中をナデナデすることができた飼い主さんたちの物語です。
まだ家に向かえ入れたばかりのころのジャンくん。触れようとしても「シャー!」と威嚇し、飼い主さんたちをまったく受け入れようとしません。
そこで飼い主さんたちは、「人間は怖くないんだ」ということを知ってもらうため、あえて早い段階からジャンくんに手を近づけて、慣れてもらおうとしました。
手が傷だらけになろうとも、絶対にその手を引っ込めない飼い主さん。はじめのうちは、ジャンくんも本気で猫パンチしてきたそうですが、それに負けて手を引いてしまうと恐怖心が生まれてしまうかもしれないと、グッとこらえたそうです。
その甲斐もあってか、ジャンくんは飼い主さんの手からエサを食べるようになりました! まだ恐る恐るですが、ちゃんと食べてくれていますね。
そして季節が変わり、ジャンくんはケージの外を自由に出入りできるように。人との距離を取りながら、手からおやつをもらうトレーニングに根気よく付き合ってくれたそうです。
手の傷は痛いけれど、それよりも「ジャンくんに嫌われてしまうのでは……」という不安な気持ちを抱えてのスキンシップの日々だと、飼い主さんはいいます。
言葉が通じない人と猫。ときどき気持ちがすれ違いながらも、ジャンくんへのスキンシップを続ける飼い主さん。
すると、最初のころよりもジャンくんの猫パンチの強さが変わってきたそう。肉球を飼い主さんの手に押し付けて、愛の感じられる猫パンチをしてくるようになったのです。
ジャンくんは、たしかに変わり始めています。
そして、季節は冬に。お気に入りのベッドの中でリラックスできているのか、手を顔に近づけても怖がらなくなったそう。飼い主さんの指に、ぴとっと優しくタッチ。
そして、ジャンくんが家族になってから1年6ヶ月。ついに、飼い主さんたちの背中ナデナデに気を許してくれたようです!
飼い主さんたちの根気強さと深い愛が、ジャンくんに通じたようです。ジャンくんが心を開いてくれるまで、長い道程でしたね。
ジャンくんのその後やこれまでの成長記録については、飼い主さんたちのブログやYouTubeで紹介されているので、ぜひ見てみてくださいね!
参照/YouTube(【Jean 183】野良から家猫へ ジャンくんナデナデまでの1年6ヶ月 Jean, a former stray cat.)
https://www.youtube.com/watch?v=T84cD-LpOlg
文/二宮ねこむ