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猫を守る!車でおでかけ前の"猫バンバン"のすすめ

猫が寒がりなのは、ご先祖様のせい?

猫は寒がりと言いますが、本当に寒がりなのでしょうか。あんなにモフモフな毛に覆われているのに、どうしてひなたぼっこばかりしているのでしょう。

一般的に、猫は筋肉量が少ないと言われています。筋肉が少ないと、筋肉内の細胞の働きによる発熱のメカニズムが頼りにならないわけですから、必然的に寒がり傾向になるのですね。では、筋肉の代わりに脂肪が多いかといえば、そうではありません。

贅沢グルメな生活で脂肪を増やしてしまう猫ちゃんもいますが、基本的にはスリムで身軽な生き物。せっかく身軽なのに、あまり活発に活動する動物ではないため、筋肉量が増えにくいのだそうです。

また、猫の先祖のリビアヤマネコは、暑い地域で暮らしていました。砂漠に適応した生態を、現代の猫ちゃんも引き継いでいるとのことです。そんな寒がりな性質から、冬場の猫ちゃんは暖を求めて、身を危険に晒してしまうことがあります。

エンジンルームはポッカポカ。猫の危険な冬の過ごし方

外飼いの猫ちゃんや、野良猫ちゃんたちが暖をとる場所は、必ずしもひなたであるとはかぎりません。保温性があり、雨風をしのぐことができる場所に、彼らはするりと入っていきます。それも、思いがけないところに潜んでいるため、ときには猫ちゃんが大怪我をしてしまうことがあるのです。

猫ちゃんが冬場に暖をとる意外な場所とは、いったいどこでしょう。答えは、車のエンジンルーム。

夜間に駐車中の車のエンジンルームは、気温が冷え込む屋外で過ごす猫ちゃんにとって、温室のような状態です。稼動時の熱がエンジンルーム内にこもり、長時間暖かい空間をつくります。狭くて暖かい場所を好む猫ちゃんが、目をつけないはずがありません。

侵入経路は、車体のわずかな隙間なため、飼い主が気付かないうちに入り込んでいます。しかし、猫ちゃんがエンジンルームに隠れているままでは、やけどや命に関わる大怪我をする可能性があります。そのため、猫ちゃんが隠れていないか、確認してあげましょう。また、タイヤとタイヤカバーの隙間で暖をとることもありますので、合わせて確認しましょう。

隠れてごめんねニャン。猫ちゃんと車を守る、猫バンバン

日産自動車では、猫バンバンプロジェクトを推進しています。寒い日の朝は特に、寒さしのぎの猫ちゃんが車体に隠れている可能性が高まります。猫ちゃんの存在に気づかずに発車しては、大事故のもと。

悲しい思いをしないように、乗車前にボンネットを「バンバン」する習慣をつけましょう。驚いた猫ちゃんが、ピューっと飛び出していくかもしれません。

車の周辺で鳴き声がする場合、ボンネットを開けてみることも大切です。体の小さな猫ちゃんは、エンジンルームのパーツの中に、すっぽり潜り込んでしまうことがあります。自力で出られずに困っていることもあるので、「気のせい」で済まさずに、ちょっとした気配りをしてあげましょうね。
寒がりな猫ちゃんが、エンジンルームに隠れていたら…。気がつかずにエンジンを稼働させてしまったら、猫ちゃんはひとたまりもありません。猫ちゃんと仲良く暮らすために、猫バンバンを今年も続けましょう!知らなかった方は、この記事を機会にはじめてくださいね。
文/riko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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