猫が好き
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雨上がりの道路で保護された「余命10日」の子猫→ご家族の最期を看取り、無事迎えた3才のお誕生日に祝福の声が集まる
「2021年5月半ば、梅雨が前倒しでやってきて2~3日大雨が降り続きました。そんな雨上がりの夜、夫を駅まで迎えに行くと、道路の真ん中に子猫が倒れているのを見つけたんです。
子猫の体は冷えていてわずかに動く程度、このままでは車にひかれてしまうと大急ぎで抱きかかえて帰宅し、そのまま我が家の一員となりました」
「動物病院へ連れて行くと『余命10日』の宣言を受けました。保護したときから健康状態が悪く、看取る覚悟もあったため、自分たちにできることは精一杯してやろうと決めました。
そしてその夜、突然の発作が続き、夜間急病センターに緊急入院することに。ここでも先生から『かなり厳しい状態のため、覚悟してください』と言われたのですが、スタッフの方々のおかげで奇跡的に一命を取りとめ、退院後は投薬治療と入退院を繰り返しながらも、今年無事に3才を迎えることができました」
大切なご家族を看取ったちゃめちゃん
飼い主さん:
「ちゃめを見つけてくれた夫が、一昨年の秋49歳で突然他界。その最期を枕元で看取ってくれたのがちゃめでした。あまりにも突然だったため、家族みんなは受け止めることができずに苦しんでおりましたが、ちゃめがずっと家族に寄り添ってくれたことが何よりの救いとなりました」
ちゃめちゃんの現在の様子は?
飼い主さん:
「2才くらいまではかなりの“ツンデレ女王様”という印象でしたが、2匹目の『むぎ』を保護したあたりから少しずつ変化があったように感じます。人が怖くて怯えるむぎに対して、初対面でもしっぽを立てて顔をスリスリするちゃめ。そんなちゃめに“猫が苦手”という人たちもメロメロに。今では“究極の人たらし猫”ですね」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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