猫が好き
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生後3週の保護子猫と家族に。ミルクを飲まない不安な日々を乗り越えた3年後の姿
「きっと、もんちゃんが我が家を選んでくれたんだと思っています」と話すのは、Instagramユーザーの@kijitoramonさん。

飼い主さんは3年前に、捨てられていた過去のある保護猫・もんちゃん(オス/取材当時3才)と出会いました。出会った頃は、まだ生後3週ほどだったそうです。
もんちゃんとの出会いのエピソードや現在の暮らしの様子について、飼い主さんにお話を伺いました。
「また猫と暮らしたい」と思っていたときに、捨て猫だったもんちゃんたちのことを知った

これまでにも猫と暮らしてきた飼い主さん。実家には最愛の愛猫がいましたが、17才で亡くなってしまったのだそう。
別れはつらかったけれど、そのコは飼い主さんに猫と暮らす幸せを教えてくれました。今は実家を出ている飼い主さんですが、「また猫をお迎えしたいな」と次第に思うようになったといいます。
そんなある日のこと、飼い主さんはインターネットで子猫の里親募集情報を目にします。それが、もんちゃんとの出会いでした。
飼い主さん:
「もんちゃんは生まれてすぐ、隣県のとあるお店の前にきょうだい猫と共に捨てられていたそうです。もんちゃんたちを保護してくれた方がいて、その方が子猫の里親を募集していることを知りました」
「新しいおうちを探している保護猫をどうしてもお迎えしたい」との思いがあった飼い主さんは、すぐに子猫たちに会いに行くことを決めます。そして、会いに行ったときに、こんな出来事があったのだそう。
飼い主さん:
「きょうだい猫の中からどのコを家族に迎えるか選べるのかなと思っていたら、保護主さんに『このコはどうですか!?』と手渡されたのがもんちゃんでした。きっと、もんちゃんが我が家を選んでくれたんだと思っています」
もんちゃんの成長の早さに驚く日々
生後約3週のもんちゃんを家族に迎え、再び猫との暮らしをスタートさせた飼い主さん。
お迎えしてから数日は、もんちゃんはなかなかミルクを飲んでくれなかったり、血便が出てしまっていたりと、とにかく毎日不安を抱えながらの子育てだったそうです。
飼い主さんの献身的なお世話により、しばらくするともんちゃんはお湯で薄めた「ちゅ〜る」を食べられるようになったり、トイレで自分で排泄できるまでになったりと、元気いっぱいな姿を見せてくれるように。
少しずつ自分でできることが増えていったもんちゃんの様子を見守っていた飼い主さんは、「子猫の成長の早さにびっくりしました」と、当時のことを振り返っていました。
また、もんちゃんの子猫時代で印象に残っている出来事があるそうです。
飼い主さん:
「お迎えしてから半年くらいは、もんちゃんの噛み癖がすごかったんです。とにかく、いつでも私たちの手足を噛もうとするので、夏なのに寝るときは手にはミトンをして、足には毛布をかけて寝ていました(笑)
手足はいつも傷だらけで、この頃が一番大変だったかもしれませんが、今ではいい思い出ですね」
もんちゃんは甘えん坊なコに成長

飼い主さんの愛情をたくさん感じながら成長していったもんちゃん。すぐに膝に乗ってきたり、かまってほしくてちょんちょんと前足でおねだりしてきたり、飼い主さんにべったりな、甘えん坊なコに育ったそうです。
おしりをポンポンされるのが大好きで、1日に何度も「おしりを叩け」と催促してきたりと、毎日もんちゃんの可愛らしい行動が見られるといいます。

ほかにも、飼い主さんが起床すると「袋に隠れていたもんちゃんが飛び出てきて驚かす」という、朝の楽しい日課があるのだとか。もんちゃんとの暮らしは、毎日笑いと癒しであふれているようです。
もんちゃんへの思い
もんちゃんとの出会いから3年。飼い主さんはもんちゃんへの思いを、このように話します。
飼い主さん:
「もんちゃんはいつも私の枕を半分使って寝たり、布団の中で寝ているので、私のことをすごく信頼してくれているんだなと感じています。
寝顔や寝姿がとにかく無防備で安心しきっているので、これからももんちゃんが安心して大胆な姿で寝られるような“おうち”でありたいと思っています。
そしてこれからも、もんちゃんと楽しく穏やかに過ごしていきたいです」
写真提供・取材協力/Instagram(@kijitoramonさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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