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猫の放し飼いはデメリットだらけ!それでもまだ放し飼いしますか?

そもそもなぜ猫放し飼いされるの?

昔に比べると猫を放し飼いにしている飼い主さんは減っているようですが、それでもまだ道端には多くの猫が放し飼いされています。では、なぜ猫は放し飼いされるのでしょうか。よくあるのは、“本来、活発な生き物である猫が完全に室内で飼育されるのはかわいそう”という視点かと思います。

たしかに、狭くて運動できないような室内の場合だと、放し飼いと比べるとストレスがたまる可能性はあります。しかし、キャットタワーを作ってあげるなどと工夫すれば、完全な室内飼いでも問題なく飼育することも可能です。

放し飼いは危険すぎる!デメリットばかりでいいことなし!

ストレスを溜めすぎないようにと猫のことを思ってのことでしょうが、放し飼いはさまざまなリスクが高まります。猫を放し飼いにするデメリットは主に以下の通りです。

・交通事故に遭うリスクが高くなる
・他の猫とのケンカによる怪我や病気のリスクが高まる
・避妊していない場合は野良猫と交配してしまい、望まない妊娠をする可能性が考えられる
・猫風邪や白血病などのウイルスに感染する可能性が高まる

このように放し飼いには多くのデメリットがあります。もし放し飼いにするメリットと言えば猫のストレス解消でしょうが、室内を工夫するだけでそのストレスを軽減することも可能です。わざわざ命にかかわるような重大なリスクを大切な愛猫に背負わせる必要があるのでしょうか。

猫の放し飼いの法律上の問題は?

猫の放し飼いって法律上は問題ないの?と思う方も多いのではないでしょうか。実は、犬の放し飼いについては法律で制限されていますが、猫の場合は2017年現在では制限されていません。猫の飼育に関しては、「動物の愛護及び管理に関する法律」によってきちんと定められていますが、猫の放し飼いについては“猫の性質上”制限することができないそうです。

猫の放し飼いはご近所迷惑にもなっている!

猫の放し飼いは、猫自身に降りかかるデメリットのみならず、ご近所トラブルにつながることもあります。ここ数年間で報告されている主なご近所トラブルは以下の通りです。

・放し飼いの猫による被毛の飛散被害
・放し飼いの猫による発情期の鳴き声等の騒音トラブル
・放し飼いの猫が他人の庭やベランダに侵入し糞尿を残す
・野良犬と放し飼い猫の交配によって野良猫が増える

このように、近所に住む人達にとっても猫の放し飼いは迷惑行為になります。特に住宅密集地での放し飼いはトラブルを引き起こしやすいようです。しかし、法律上禁止されていないことを理由にする一部の飼い主が、今もなお放し飼いを続けていると言われています。

もし放し飼いをしているなら考え直して!

繰り返しになりますが、猫の放し飼いはデメリットばかりで、ご近所迷惑にもなります。もし愛猫がかわいいのなら、健康に長生きしてもらうためにも飼育方法を見直してみませんか?

それでもどうしても放し飼いをしたいのであれば、去勢・避妊手術をし、身元が分かるように首輪に名札をつけるなどと工夫しましょう。法律上問題のないことでも、ご近所さんが気持ちよく生活するためには、ある程度譲歩することも必要です。そのことを忘れないでくださいね。
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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