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殺処分数ゼロを目指して 茨城県動物指導センターとボランティアの命をつなぐ連携
まずは猫たちの健康状態をチェックし、必要な治療を施すなどしてから、新たな飼い主を探す登録ボランティアのところへ。猫たちの幸せを願うセンターの取り組みを紹介します。
*記事内容はすべて、2022年10月10日現在のものです。
殺処分ゼロをうたう条例が制定された
条例が県民の動物に対する愛護意識を高めることにもつながり、動物愛護ボランティア団体・個人の方々からも積極的な協力をいただけるようになり、殺処分数は減少、譲渡数は増加しました。センターから猫を迎え新しい飼い主へつなぐ登録ボランティア(個人・団体)はおよそ80。県内だけでなく首都近郊で活動しているボランティア団体も猫たちを引き取りに来てくれます。
収容される猫の8割が子猫たち
取材時の8月には管理棟の子猫部屋におよそ70匹、3時間ごとにミルクが必要な生まれたばかりの子猫もいるので、職員が交代で世話をしています。子猫の収容が少ないときは、土日に自宅へ連れ帰って面倒を見る職員もいますが、数が増えると休日出勤して世話をすることも。
無事、離乳して固形のフードが食べられるようになるとセンターに戻り、新たな飼い主を探す活動をするボランティア団体等へ引き渡されます。「子猫の増加は、もとは、去勢・避妊手術をせずに飼い猫を屋外に出すことや、ノラ猫への無責任な給餌にあります」と吉田さん。適正飼養の普及が急がれています。
出典/「ねこのきもち」2022年12月号『ねこのために何ができるのだろうか』
撮影/後藤さくら 写真提供/茨城県動物指導センター
構成/小出広子
※この記事で使用している画像は2022年12月号『ねこのために何ができるのだろうか』に掲載しているものです。
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