猫好き芸人とただただ猫を愛でる会。「猫と私とスマートフォン」をレポート

猫を飼う人が何人か集まれば、自分の猫の画像を見せっこしながら盛り上がることは必然。SNSの投稿や写真フォルダにある、大量の猫の画像をたぐりながら、「これ見て」「かわいい！こっちも見て」と永遠に続いてしまうこと、あるのではないでしょうか。

そんな猫飼いの楽しさをそのままパッケージしたようなイベントが行われました。
6月9日、新宿の紀伊国屋サザンシアターで行われたトークライブ「猫と私とスマートフォン　～写真フォルダを見せ合う集い～」を、ねこのきもちWeb編集室で取材してきました！

猫の写真を見せあう。ただそれだけ

出演は、中川家・剛さん、チュートリアル・徳井義実さん、とろサーモン・久保田かずのぶさん、ミキ・亜生さん。猫を飼い、SNSで愛猫について発信するなど、猫好きとして知られる4人の人気芸人たちが登場しました。

会場を埋める満員の客席を前に「タイトル通り、ただ猫の写真を見せ合うだけのイベントなのに……こんなに人くる？」「写真も普通のやつよ。しゃべる猫とか衝撃映像とかちゃうよ」と戸惑う場面も。

このイベントの発起人は意外にも中川家・剛さんだそうですが、剛さんのお願いで徳井さんがMCとなって進行を務めることに。

まずはそれぞれの愛猫紹介。久保田さんの猫が飼い主に似てる！と盛り上がります。

そのあと、「なんか腹立つ表情シリーズ」「物陰からじっと見てくるシリーズ」など、テーマごとに、4人がスマホの画像や動画をスクリーンに映しながら、楽しいトークが続いていきます。

客席の多くの方は猫を飼っている猫好きさんということもあり、スクリーンに画像や動画がうつるたび「かわいいー」と声があがったり、「わかるーうちの猫も」と大きくうなずいたり。お客さん全員で、4人の猫を温かく見守っているようなほっこりしたムードになりました。

「トイレ、どんなの使ってる？」「フードって1日何回あげてる？」など、いち飼い主としての話題も。5匹の保護猫と暮らすミキの亜生さんからは、猫によって異なるトイレの習性やそれぞれのトイレ環境を用意しているというお話も。それぞれに猫たちを本当に大切にされている様子が伝わりました。

かわいすぎて、お笑いやめたろかな

「きたばっかりのときシリーズ」では、迎え入れた子猫時代の画像がそれぞれ紹介され、その可愛さに会場からは小さな悲鳴があがります。
久保田さんは「もうかわいすぎて、お笑いやめたろうかとか思ったりする」と話し、全部どうでもよくなってしまうような猫の魅力に会場も共感。

「猫もかわいいけど、猫をただ愛でているおじさんって面白い」という話題に。徳井さんが虚無の表情で無心に猫をなでる動画や、スウェット姿で猫を抱く剛さんの微妙なほほ笑みの画像に、会場は爆笑がおこります。

「今度は会場のお客さんから画像を見せてもらうのも楽しいかも」「猫好きおじさんをもっと見たいね」など、次回への期待を膨らませながら終了しました。

猫好きなら、いつまでもダラダラと見ていたくなるような素敵なイベントでした。