猫が好き
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「招き猫」×「だるま」で縁起がいいと話題 「一発勝負」で生み出される猫モチーフの伝統工芸品
創業150年のだるま屋の5代目として長年だるまを作り続けてきた職人・瑠門(るもん)さんが、2022年に「だるま屋 るもん」として新しくスタート。猫だるまなどの動物をモチーフとした、カジュアルなデザインの作品を生み出しています。
猫だるまとは一体どのようなものなのか、瑠門さんにお話を聞きました。
「猫だるま」誕生のきっかけは
瑠門さんによると、はじめは縁起物として「干支」と「だるま」の組み合わせで作り始めたようですが、「招き猫」と「だるま」の組み合わせも縁起がいいということで、猫だるまが誕生したのだとか。
それからはお客さんからのリクエストも多くあり、少しずつ種類が増えていったといいます。
「本物のだるま」にこだわって制作
「猫だるまは、『だるま』を基に耳や顔を粘土で足して形を作っています。下書きなしの一発勝負のため、手描きゆえの個性が出て、微妙に表情が変わってくるんです。
リアル感を残しつつ、可愛さが出るような丁度いいバランスを模索しながら制作しています」
「最近はだるまモチーフのぬいぐるみや人形、雑貨なども増えてきていますが、だるま屋の5代目として長年培ってきた技術を基に『本物のだるま』にこだわって制作しています。
『思わず手に取りたくなる』『飾りたくなる』『眺めていたくなる』『大切な人に贈りたくなる』をコンセプトに、親しみやすさを感じるようなデザインを心がけていますが、『幸せを願う気持ち』を込めた縁起物になりますので、一筆一筆を大切にしています」
猫だるまは、オンライン上で不定期の抽選販売
また、同店ではさまざまな種類のだるまを制作しているため、猫だるまは毎月あるわけではなく、不定期販売になるようです。
「まだ独立したばかりなので、今後のお客様のニーズに合わせて臨機応変に考えられるようにしていきたいですが、今のところはいただいたリクエストをもとに犬猫の種類、またそのほかの動物モチーフも増やしていきたいです。
インテリアに馴染むような、モダンなデザインのだるまも作っていけたらいいなと思っています」
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