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大きな交差点の真ん中で助けを求めていた子猫を保護。「奇跡のような出会い」から1年後の姿にグッとくる

子猫の成長に感動!
保護当時の田中さん
保護当時の田中さん。体重は200gもなかったそう。
@_tanakuro_life_
紹介するのは、Instagramユーザー@_tanakuro_life_さんの愛猫・田中さん(本名:田中シャム太郎)のビフォーアフター。こちらの写真は、飼い主さんが田中さんを保護したときに撮った一枚です。

保護当時の田中さんは、推定生後1カ月ほどでした。田中さんの体はノミだらけでガリガリに痩せていて、手のひらに乗るほど小さかったといいます。

1年後には

1才になった田中さん
1才になった田中さん
@_tanakuro_life_
あれから1年の月日が経過し、田中さんは1才に。誕生日に撮影した一枚には、たくましく成長した田中さんの姿が写っていました。

大きな病気もせずに、無事に1才の誕生日を迎えた田中さん。飼い主さんは誕生日当日の投稿で、「ママは田中の成長に感動です。田中の命が救えた事、今でも元気で過ごしている事、猫初心者の私にいつも優しく教えて下さった猫先輩の皆さんのお陰だと本当に感謝しています」と思いを綴っています。
飼い主さんは田中さんとどのように出会ったのでしょうか。詳しくお話を聞きました。

田中さんとの出会い

保護当時の田中さん
保護当時の田中さん
@_tanakuro_life_
飼い主さんが田中さんと出会ったのは、2022年8月16日のこと。この日、飼い主さんは年に1、2回しか行かないというダンボール置き場へ、たまたまダンボールを捨てに行ったのだそう。

そのときに、ダンボール置き場の隣に位置する大きな交差点の真ん中で、助けを求めるかのように大声で鳴きながらヨタヨタと歩いている子猫を見つけたといいます。それが、田中さんでした。
飼い主さん:
『助けなきゃ!  轢かれちゃう!』と思って子猫を急いで抱き上げると、体中ノミだらけで、猫風邪で目も開いていない状態で、熱中症なのか息はハーハーしていて。この状態であんなに歩けたのが不思議なくらい、すごくぐったりして弱っていました。

もし私がダンボールをたまたま捨てに行っていなかったら、あと数秒でも保護が遅かったら…きっと車に轢かれていたと思います。もし轢かれていなくても、この栄養状態だったら、猛暑と豪雨ですぐに死んでいたかもしれません」
保護当時の田中さん
@_tanakuro_life_
田中さんと出会ったときのことについて、飼い主さんは「これは運命だな。子猫が呼び寄せたんだな。これもこのコの生きる力だなと思った」と振り返ります。

最初は里親を探すつもりだったけれど、気持ちに変化が

ミルクを飲む田中さん
@_tanakuro_life_
田中さんを保護した当時、飼い主さんは猫を飼った経験がありませんでした。こんなにも小さな子猫を自分が育てられるのだろうか——自信がなかった飼い主さんは、当初は田中さんの里親を探すつもりだったそう。

しかし、田中さんのお世話を懸命にするなかで、飼い主さんの気持ちに変化があったといいます。
飼い主さん:
「毎日ミルクをあげたりお世話をしていると、田中さんはどんどん元気になっていき、私をママだと思ったのか後追いしたり、私の上で寝たり、常に私にベッタリの甘えん坊になりました。

本当のママとはぐれて寂しくて怖い思いをしたのに、里親に出してまた私と離れたらこのコは可哀想だな…と思い、里親も決まっていましたがお断りして、我が家で飼うことに決めました」

田中さんは、大のママっコに!

飼い主さんに甘える田中さん
飼い主さんに甘え中の田中さん
@_tanakuro_life_
臆病な一面もあるけれど、田中さんはおっとりしていて穏やかで、とても優しいコ。赤ちゃんの頃から変わらず、飼い主さんにだけベッタリと甘える「大のママっコ」でもあるのだとか。そこが田中さんの魅力でもあると、飼い主さんは話します。
飼い主さん:
「うちの田中さんは、ママが大好きなところがやっぱり一番の魅力だと思います。ほかの人は受け付けない、ママだけに甘々なところを見ると、『私がいないとダメだなー』と思えて私としても嬉しいです。

田中さんは、私が半身浴をするときに一緒にお風呂に入ってきて、お風呂のフタの上で幸せそうに寝ています。半身浴しながら田中さんとゆっくりするのが癒しの時間ですね」
田中さんと黒みつちゃん
田中さんと、妹猫・黒みつちゃん(本名:黒田みつ)
@_tanakuro_life_
そんな田中さんは、今年の6月に妹猫・黒みつちゃんが家族に加わったことでお兄ちゃんになりました。田中さんはすぐに黒みつちゃんを受け入れてくれたといい、とても優しいお兄ちゃんの姿を見せているとのこと。

飼い主さんは2匹の関係性を微笑ましく思いながら見守っているそうです。

田中さんとの出会いは、「いまでも奇跡だと思う」

密着する田中さんと黒みつちゃん
@_tanakuro_life_
2匹に朝早く起こされたりと、一緒に暮らす中で大変なこともあるそうですが、「基本的には常に楽しく、毎日幸せと癒しと笑顔をもらっています」と話す飼い主さん。

最後に、田中さんとの出会いを振り返りどのようなことを思うのか、いまの気持ちを聞きました。
飼い主さん:
「田中さんの命が救えたことは、いまでも奇跡だと思っています。あのときとても怖くて寂しい思いをした分、毎日幸せで楽しいと思ってもらえるように、たくさん甘えさせてあげて、たくさんの愛情で包んであげたいです。

今後も穏やかに、元気で健康で長生きしてほしいですし、これからも変わらず甘えん坊のお兄ちゃんでいてほしいですね」
写真提供・取材協力/@_tanakuro_life_さん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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