猫が好き
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大きな交差点の真ん中で助けを求めていた子猫を保護。「奇跡のような出会い」から1年後の姿にグッとくる
保護当時の田中さんは、推定生後1カ月ほどでした。田中さんの体はノミだらけでガリガリに痩せていて、手のひらに乗るほど小さかったといいます。
1年後には
大きな病気もせずに、無事に1才の誕生日を迎えた田中さん。飼い主さんは誕生日当日の投稿で、「ママは田中の成長に感動です。田中の命が救えた事、今でも元気で過ごしている事、猫初心者の私にいつも優しく教えて下さった猫先輩の皆さんのお陰だと本当に感謝しています」と思いを綴っています。
田中さんとの出会い
そのときに、ダンボール置き場の隣に位置する大きな交差点の真ん中で、助けを求めるかのように大声で鳴きながらヨタヨタと歩いている子猫を見つけたといいます。それが、田中さんでした。
「『助けなきゃ! 轢かれちゃう!』と思って子猫を急いで抱き上げると、体中ノミだらけで、猫風邪で目も開いていない状態で、熱中症なのか息はハーハーしていて。この状態であんなに歩けたのが不思議なくらい、すごくぐったりして弱っていました。
もし私がダンボールをたまたま捨てに行っていなかったら、あと数秒でも保護が遅かったら…きっと車に轢かれていたと思います。もし轢かれていなくても、この栄養状態だったら、猛暑と豪雨ですぐに死んでいたかもしれません」
最初は里親を探すつもりだったけれど、気持ちに変化が
しかし、田中さんのお世話を懸命にするなかで、飼い主さんの気持ちに変化があったといいます。
「毎日ミルクをあげたりお世話をしていると、田中さんはどんどん元気になっていき、私をママだと思ったのか後追いしたり、私の上で寝たり、常に私にベッタリの甘えん坊になりました。
本当のママとはぐれて寂しくて怖い思いをしたのに、里親に出してまた私と離れたらこのコは可哀想だな…と思い、里親も決まっていましたがお断りして、我が家で飼うことに決めました」
田中さんは、大のママっコに!
「うちの田中さんは、ママが大好きなところがやっぱり一番の魅力だと思います。ほかの人は受け付けない、ママだけに甘々なところを見ると、『私がいないとダメだなー』と思えて私としても嬉しいです。
田中さんは、私が半身浴をするときに一緒にお風呂に入ってきて、お風呂のフタの上で幸せそうに寝ています。半身浴しながら田中さんとゆっくりするのが癒しの時間ですね」
飼い主さんは2匹の関係性を微笑ましく思いながら見守っているそうです。
田中さんとの出会いは、「いまでも奇跡だと思う」
最後に、田中さんとの出会いを振り返りどのようなことを思うのか、いまの気持ちを聞きました。
「田中さんの命が救えたことは、いまでも奇跡だと思っています。あのときとても怖くて寂しい思いをした分、毎日幸せで楽しいと思ってもらえるように、たくさん甘えさせてあげて、たくさんの愛情で包んであげたいです。
今後も穏やかに、元気で健康で長生きしてほしいですし、これからも変わらず甘えん坊のお兄ちゃんでいてほしいですね」
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