猫が好き
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当時と比べてふっくらしている! 実家の庭に現れたガリガリの猫を保護 波乱万丈な1年を経て見た目も家猫に
保護をして家猫になった現在の様子はというと……
昨年の6月頃から姿を見せるようになったミミちゃん
投稿主さん:
「昨年の6月頃から庭で見かけるようになったようです。田舎なので家の玄関を開け放していることもあるのですが、ミミはときどき家の中へ忍び込むこともあったそうです」
その後、実家のお母さまとミミちゃんは時間をかけて信頼関係を築いていったのだとか。
投稿主さん:
「実家には、すぐ裏手に2階が物置になっているガレージがあります。ミミは、どうやらその2階に住み着いているようでした。その頃には、朝になると決まって母屋の戸口まで出てきて、母が出てくるのを待つようになったそうです」
数日姿を隠したと思ったら子猫を出産
投稿主さん:
「数日ほどミミを見かけない日が続いたと思ったら、なんと物置の段ボール箱の中で5匹の赤ちゃんを産んでいました。わが家では犬を飼ったことはあるのですが猫と接するのは初めてで、当初は何もわからずに頭を抱えました。
猫の生態や野良猫・保護猫についてネットで調べたり、チラシを作ったりして試行錯誤……。最終的に猫に詳しい知人の協力を得て、5匹とも譲渡先が見つかり新しい家族のもとへ行くことができました」
親密な関係から家族に変わるとき
投稿主さん:
「昨年末に私が実家に帰った日のことですが、ミミがケガをしている姿を発見したのです。裏口にやって来たミミが頬を腫らしているので『どうしたの?』と母に聞くと、少し前にできた傷が悪化し膿(うみ)がたまっていたのでした。そして、すぐ病院に連れて行くことに……。
そのまま、裏の勝手口にケージとヒーターを置き、傷が快復するまで母屋で面倒を見ることになりました。
あとからわかったことですが、裏の物置から小型の猛禽類の痕跡がでてきました。ミミは鳥と格闘してケガをしたのかもしれません。野良の暮らしの過酷さを想像しました」
家に安心したミミちゃんは振る舞いも家猫に!
投稿主さん:
「初めは避妊手術前だったこともあり夜になるとよく鳴いて、外が気になるのか、1階につながるドアの前をウロウロしていました。その後は、ここが自分の縄張りだと安心して受け入れてくれたようで、外に出たがることはなくなりました。
今では朝、戸口の外で待つ代わりに、ベッドのそばで母が起きるまで待っています。母が起きるのと同時に伸びをしたり、爪とぎをしたりして活動を始めます。母のあとを逐一ついて歩くようにもなりました。ゴハンのときは、準備をしている母のそばでお座りしてじっと待ち、準備ができると『ゴハーン、ゴハーン』と嬉しそうに鳴くそうです」
ミミちゃんに対する思い
「親族の介護をしている母の話題がミミのおかげで明るくなりました。私も、以前よりも実家に電話をかける回数が増え、今では毎晩のように電話でミミの様子を聞いています。離れて暮らす母に寄り添い続けてくれるパートナーとしてわが家へ来てくれたミミに、母娘ともども感謝しています」
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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