猫が好き
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「猫に関する知識なし」で生後3週間の子猫を保護→試行錯誤で育て成長した愛猫に“感謝の想い”が溢れる
飼い主さん:
「家の外から猫の声が聞こえるような気がして、かすかな声を頼りに家族で探したところ、車庫の屋根の隙間に入り込んでしまった子猫を発見しました。その子猫がこんぶです。声が聞こえてから発見まで数日空いてしまったこともあり、無事でいてくれて本当によかったと思いました」
「動物病院で診てもらうと、推定生後3週間と診断されました。まだ離乳しておらず、獣医師の指示でミルクをあげることになったのですが、当時コロナ禍で休校中だった子どもたちが、一生懸命お世話をしてくれました」
飼い主さんによると、「はじめは飼ってくれる方を探すつもりだった」そうですが、お子さんたちの強い希望もあり、“うちのコ”としてお迎えすることを決めたといいます。
“知識がない状態”で始まったこんぶちゃんとの暮らし
飼い主さん:
「お迎えして数日後、急に食欲がなくなって体重が増えなくなり、くしゃみをするようになったので急いで動物病院に行くと、猫カゼにかかっていることが発覚しました。
お薬でよくなりましたが、猫についての知識を多少得た今振り返ると、『5月の朝晩は冷えていたかな、毛布にくるんであたたかくしてあげればよかったかな』など、さまざまな後悔があります。
また、子猫は急に弱ってしまうことも知らなかったので、ひとつ間違えば危険な状態に陥ってしまったかもしれません。“知らない”というのは、本当に怖いことですね」
こんぶちゃんは現在5才に
飼い主さん:
「お迎えした頃は、当時小学生だった息子のひざにのったり、抱っこされて眠ってしまったりと甘える様子もよく見られましたが、今ではすっかり“気高き猫様”になりました。とはいえ、寒いとひざや布団にのってきたり、たまに甘えた声でなでてとアピールしてきたりするので、家族はもう言いなりです。
食いしん坊なのは子猫時代から変わらずで、ゴハンの時間になるとキッチリ催促。人の食べ物も狙うので、食品は必ずしまう、生ゴミはすぐに片付ける、魚料理のときはケージに入れるなどの管理が大変ですが、とにかくかわいくてたまりません」
飼い主さん:
「今まで猫と暮らしていなかったことが惜しいと思えるほど愛していますし、私たち家族のもとに来てくれてありがとうといつも思っています」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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