猫が好き
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眠気に勝てない飼い主を、一発でしゃっきり目覚めさせる荒業【連載】交通事故にあった猫を拾いました#140
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
朝シャキッと起きれない日が続いております…
朝方、眠気と寒気で中々シャキッと起きたいのに、起きられないおかーさんです。(同じ方いますか?)
携帯のアラームも、何度鳴って知らせたことでしょう。
何なら子供たちの方が早起きです。(すごいな、小学生よ)
何なら子供たちは11月になっても半袖半ズボンで登校してます。(すごすぎるだろ、小学生よ)
お腹を空かせた猫様たちも早起きです。
なかなか起きてこないおかーさんに痺れを切らし、続々と布団の周りに集まってきます。
おかーさんに乗っかる、ずっしりとした重みも布団越しに感じられます。
分かっています、起きなければならないと。
しかし、お布団の中の温もりから離れがたく、毎朝ずるずると二度寝、三度寝…をし続けます。
そこに、惰眠を決して許しはしない存在が…
起きれないおかーさんの眠気が一気に覚める瞬間
この猫様から発せられる音が、瞬時に起き上がらせるのです。
何ならすぐに立ち上がって、すかさずティッシュを取り、吐瀉物キャッチのスタンバイ。
鍛え上げられたこの反射神経、ほんの数秒ってとこですよ。(はっはっはっ)
なのに、現実は思い通りにはいかず
いち早くスタンバイしたティッシュの受け皿を見事によけて、布団に目掛けて最後のフィニッシュを華麗にきめてくれます。
いいんだよ!
最初からシャキッと起きなかったおかーさんが悪いのさ!
丁度毛布を洗おうと思っていたところなのだよ!!
だから…いいんだよ…うん。
全然…気にしない…うん。
ちゃんと起きるんやで
登場人物・登場犬猫
tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111
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