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ジョギング中に衰弱している子猫を保護 手のひらサイズの小さな“毛玉”が、4年後には「元気なイケニャン」に!

手のひらサイズで小さな“毛玉”のようだったという、クロくん。撮影当時について、飼い主さんは次のように話しています。
「クロは、11月の寒空だったときに保護したコです。動物病院が開くまでの間にクロが休める寝床を作っていたところ、このように丸まっていました。
一見するととても可愛い“パヤ毛”ですが、声も出せず水しか喉を通らなかったギリギリの状態だったんです」
朝のジョギング中にクロくんを保護


また、ノミ、ダニ、真菌症のためフケまみれで肌はボロボロ。左目は結膜炎で塞がり、右目の状態もよくないなど健康状態が悪かったため、そのまま入院することになったそうです。

「クロの体があまりにも弱っていたため、治療のための通院が長引いてしまって。お世話をするうちに情が湧いてしまい、クロから離れられなくなったんです。そのままうちのコとして迎えることを決めました」
クロくんは4才に! 現在の様子は?

「今も慢性鼻炎で気を抜くと結膜炎が再発しますが、気をつけていれば元気なイケニャンです」と、飼い主さんはクロくんについて話します。

「クロは保護したときからとにかく人懐っこくて優しいコです。私はクロと暮らし始めた影響で保護猫活動を始めたのですが、どんな保護猫を家に連れてきても、クロは威嚇もせずに受け入れてくれるんです。
人に対しても配慮してくれるコで、遊んでほしくてもこちらが本当に忙しいときは邪魔をせずにそばで待っていてくれて。感謝しています」
「クロと出会えたのは奇跡」


「クロと暮らし始めてから毎日が本当に幸せです。朝起きてから夜寝るまでずっと幸せで。以前だってそれなりの人生は送れていましたが、こんなに毎日毎日満ち足りた暮らしを送れるとは思いませんでした。
立派に成長したクロですが、実は今もとても体が弱く、大きな病気はありませんが気を抜くと体調を崩してしまいます。“猫又”になるまで長生きしてもらえるよう気をつけていますが、いつかくる別れも考えながら日々過ごしています。
いつお別れがきてもいいように、毎日クロに『大好きだよ』という気持ちを伝えて、一緒に過ごせる時間を大切にしています」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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