お迎えしたばかりの頃は「家庭内野良猫」状態だった元保護猫の変化に、思わずグッとくる!
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@allian7さんは、およそ1年前に保護猫だったリリちゃん(撮影時3才)を家族に迎えました。2匹目の猫をお迎えしようと保護猫の譲渡サイトをのぞいていたところ、リリちゃんのことを見つけたといいます。
飼い主さん:
「先住猫がいることもあり、人馴れしていなくてもいいので猫が大好きなコを探していたんです。譲渡会に足を運んだところ、ケージの奥で小さく丸まっているリリちゃんの姿を見つけました。
緑色のキレイな目が印象的で、『このコがのびのび暮らせる環境を作ってあげたい』と思い、お迎えを決めました」
この1年間で「信頼してくれているのかな」と感じる瞬間が増えた
その後、リリちゃんは飼い主さんの家で暮らすことになりました。お迎え当時のリリちゃんは、飼い主さんがリリちゃんの飲み水を新しいものに替えるだけでも威嚇してきたそう。
近くに人がいないときにしか動き回らない「家庭内野良猫のようだった」といいます。
リリちゃんは人馴れをしていない警戒心が強いコだったため、飼い主さんは譲渡時にスタッフの方から「なでたりはできないと思ってください」と言われていたのだそう。
懐かれないことを覚悟してリリちゃんのお迎えを決めた飼い主さんですが、リリちゃんと毎日向き合うなかで、少しずつ嬉しい変化が見られたといいます。
飼い主さん:
「こちらから無理に近寄らず、おいしいおやつをあげ続けていると、リリちゃんは徐々に表情が和らいで威嚇もしなくなりました。最近では、廊下でお腹を出して寝ていることも増えています。
まだ触ろうとすると逃げられることが多いですが、ブラッシングはさせてくれるようになり、気持ち良さそうに目を細めるように。人を信頼できるようになっているのかなと感じます」
リリちゃんはお迎え時点で3才のおとなの猫だったため、見た目の変化はあまりないとのことですが、飼い主さんは「人馴れの部分ではこの1年ですごく成長したと思います」と話しています。
少しずつ変化を見せているリリちゃん。先住猫との関係性にもほっこり
慎重派でビビりだけれど、好奇心が強いコだというリリちゃん。おもちゃで夢中になって遊ぶことがあるそうですが、そのときに飼い主さんと目が合うと我に返って慌てて逃げていくのだとか。そんなリリちゃんの姿を見て、飼い主さんは「可愛いな」と感じているそうです。
また、リリちゃんは食欲旺盛なコだそうで、「人はまだ怖いけれど、おやつは絶対に食べたい」という様子を見せているのだとか。
飼い主さん:
「大好きな茹でササミやペースト系のおやつを見せると、リリちゃんは徐々に近寄ってきます。最近は飼い主の膝の上に前足をかけるほど近寄ってきて、おやつを食べてくれるようになりましたね」
おやつの力も借りながら、リリちゃんは飼い主さんに少しずつ心を開いています。そんなリリちゃんは、先住猫の烈くんとはすごく仲良しというわけではないけれど、普段から付かず離れずの良い距離感で過ごしているそうです。
リリちゃんへ、あらためての思い
飼い主さんの家で、「家猫」としての経験を積んでいるリリちゃん。飼い主さんはリリちゃんとの出会いや過ごしてきた日々を振り返り、今どのようなことを思うのでしょうか。
飼い主さん:
「お迎えした当初は、『猫同士で仲良くしてくれれば、人には一切懐かなくてもいい』と思っていましたが、徐々にリリちゃんが近くにいることも増えてきて、信頼を積み重ねていることが感じられてたまらなく嬉しいです。
リリちゃんが無理せず、楽しく暮らせる環境をこれからも作っていきたいと思います」
写真提供・取材協力/
@allian7さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。