紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー
@bibi_0731さんの愛猫・ココアくん(取材時1才)のエピソード。ココアくんは飼い主さんが保護したコでした。
出会いは1年前の夏。夜に散歩をしていた飼い主さんは、どこからか
「ミーミー」という子猫の鳴き声のようなものが聞こえることに気づいたそう。どうやらその鳴き声は、車通りの多い道路に面しているマンション前の植木のあたりから聞こえたといいます。
スマートフォンのライトで植木の奥のほうを照らしながら、子猫がいないか探したという飼い主さん。しかし、しばらく探しても見つかりませんでした。
諦めて帰ろうとしたそのとき、すぐ目の前に子猫がいることに気づいたといいます。
当時の出来事について、飼い主さんは次のように振り返ります。
飼い主さん:
「ライトを照らしていなかった手前側に、真っ黒の子猫が目を見開きながらびっくりした様子で固まっていたんです。まさに灯台下暗しでした。
周辺に親猫やきょうだい猫がいないかしばらく見ましたが、現れなくて……。車に轢かれたら怖いし、こんなに小さい子猫をひとりにできないと思い、とっさに抱き上げてそのまま連れて帰ったんです」
ココアくんを保護した飼い主さん。実はこの日、先住猫・チビビくん(取材時3才)の2才の誕生日だったのだとか。ココアくんとの出会いについて、飼い主さんは「何かの縁だと感じました」と話しています。
ココアくんは1才に! どんなコに成長した?
それから月日は流れ、ココアくんは1才になりました。保護して数日後に高熱を出したりと心配な出来事もあったそうですが、今では体が大きくなってこんなにも立派に成長。
「あんなに小さかったコがあっという間に1才を迎え、元気に育ってくれていることがとても嬉しいです」と、飼い主さんはココアくんの成長について話します。
そんなココアくんは、人懐っこく活発なコに成長したとのこと。おもちゃで遊ぶことが大好きで、お気に入りだという「小さめのボール」を自分で転がしながら走り回ることもあれば、飼い主さんが転がしたボールをパンチして返してくれることもあるそうです。
また、ココアくんは成長するにつれてかなりクールになったようで、飼い主さんはこんなエピソードを話しています。
飼い主さん:
「子猫時代は甘えん坊で抱っこに抵抗がなかったように思いますが、今は抱っこがかなり苦手です。膝に乗ってこなくなったことは正直寂しいですが、子猫からおとなの猫になったのかなと。
抱っこはなかなかできませんが、名前を呼ぶと必ず私の顔を見てくれますし、近くにいなくても手を差し出すと寄って来て頭突きをしたり、スリスリしてくれます。それだけで幸せですね」
ココアくんとの出会いを振り返り、今思うことは
ココアくんを家族に迎え、より賑やかな毎日を過ごしている飼い主さん。ココアくんとの出会いを振り返り、今どのようなことを思うのでしょうか。
飼い主さん:
「あのとき車通りの多い道を歩いていたにもかかわらず、ココアの声が聞こえたのは奇跡です。『気づかせてくれてありがとう』『ココアに出会えて本当によかった』と心から思います。
うちの家族になってよかったと思ってもらうために、これからも日々精進していきたいです」
写真提供・取材協力/
@bibi_0731さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。