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まるで本物! 美しい黒猫の刺繍に7000人夢中 「人の手で生み出されているのが信じられない」

超リアルな黒猫の刺繍にうっとり……!
リアルな黒猫の刺繍
黒猫の被毛や体つきを忠実に再現! なでなでしたくなるかわいらしさにキュン
@tanenecoshop
超リアルな黒猫の刺繍が、X(旧Twitter)で話題になっています。製作したのは、刺繍作家として活動するXユーザー@tanenecoshopさん。

光に当たって浮き出る毛の1本1本から黒猫ならではのビロードのような艶感に至るまで、とても緻密で繊細。今にも、くるりとこちらを向きそうな美しい黒猫に、目を奪われます。@tanenecoshopさんに、制作秘話や今後の活動について、詳しいお話を伺いました。

■「本物にしか見えない」 黒猫の刺繍に魅了される人続出

がま口ショルダーバッグになった黒猫の刺繍
黒猫の刺繍は、がま口ショルダーバッグに!
@tanenecoshop
「今、黒猫刺繍が完成しました」とのコメントとともに投稿された写真には、ピンクの飾り枠と、その中にちょこんと座る黒猫がデザインされた刺繍作品が写っています。

ゴールドの瞳以外は、黒一色。光の加減によって、浮き上がる毛並みの質感や体つき、佇まい、どれをとっても本物そのもの。思わず、二度見してしまうほどのインパクトがあります。

この写真がXで公開されると、瞬く間に7000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「すてきっ」「毛並みのツヤもいろいろな黒色を組み合わせているんですね。本物にしか見えない……。何て美しい黒猫ちゃん」「ツヤツヤの毛流れ、被毛の1本1本まで、とても丁寧な手仕事で感激しました!!! 黒猫の美しさが、人の手で生み出されているのが信じられないくらいに完璧すぎて、すべすべの感触すら想像できてしまいました」「本物の黒猫ちゃんかと思いました。凄く素敵な刺繍ですね」など、感嘆する声が寄せられています。

@tanenecoshopさん:
「この黒猫刺繍は7日で仕上げています。こだわりは、リアルな肉感でしょうか。猫の背中から腰にかけたフォルムは『撫でたくなる』『魅力がある』など、猫好きさんにはわかってもらえるのではないかと思います」

@tanenecoshopさんは、完成した刺繍作品でバッグやアクセサリーなどの小物、雑貨などを制作。自身が運営するネットショップ「TANNECO SHOP」で販売しています。この黒猫の刺繍は、“がま口ショルダーバッグ”として販売され、即完売しました。

@tanenecoshopさん:
「刺繍を企画する段階で、完成したときの形態を決め、それに沿って作業をしています」

■会社員から刺繍作家へ転身 虹の橋へ旅立った愛猫・ローズちゃんが原動力に

愛猫・ローズちゃん
ピンクのリボンが愛らしいローズちゃん
@tanenecoshop
@tanenecoshopさんが、作品づくりを始めたのは、2016年のことでした。体調を崩し、会社を退職すると同時に、ハンドメイドバッグの製作・販売をスタート。2017年の中頃から刺繍作家として活動を始め、現在に至ります。

@tanenecoshopさん:
「刺繍を選んだきっかけは、無地の生地に柄を入れるには刺繍が一番手っ取り早くできたから。とてもわかりやすく、単純な理由です」

注目を集めた黒猫の刺繍以外にも、@tanenecoshopさんの作品には、数多く、黒猫が登場します。Xのプロフィールアイコンも、黒猫のシルエットをデザインしたもの。@tanenecoshopさんが、黒猫をモチーフに選ぶようになったのには、4年前、闘病の末、虹の橋を渡った愛猫「ローズ」ちゃんが影響しているそうです。

@tanenecoshopさん:
「現在、使用している“黒猫ロゴ”は、ローズのシルエットを採用しています。以前は、ローズをイメージして描いたイラストをロゴにしていましたが、ローズが亡くなった年に現在のものに変えました。実際のローズは、ブラックスモークのような毛色をした猫です。黒猫をモチーフに選んだのは、私が単色の生き物をモチーフにした刺繍が得意であることも理由のひとつ。黒猫の刺繍作品では、その艶やかさに注目して喜んでくださる方が多く、とても驚いています」

■刺繍作家として大切にしていることとは?

製作途中の黒猫
製作途中の黒猫。緻密な作業の繰り返しが見事な作品に結実!
@tanenecoshop
黒猫以外の猫や、鳥、蝶など、さまざまないきものをモチーフにして刺繍作品を製作する@tanenecoshopさん。製作にあたって、大切にしていることがあります。

@tanenecoshopさん:
「刺繍に関しては、『きれいに刺繍が刺せるか?』を念頭に置いて作業を始めます。きれいに刺すことができなかった場合や自分が納得いかない場合は、作業の進捗に関わらず、ボツにすることも。こうした手仕事による工芸品の価値を広く知ってもらうためにも、作品のクオリティにこだわり、手にしてくださった方が恥ずかしい思いをするようなものをお届けすることは絶対避けたいという思いで製作しています」

@tanenecoshopさんが手掛ける刺繍作品は、すべて1点もの。そのときのコンディションによって、1ヶ月に製作できる作品数は変わるそうです。

@tanenecoshopさん:
「現在は、たくさんのお客様に喜んでいただきたいという思いから、時間を要する図案を手がけているため、月に4〜5点ほど製作するのが精一杯という感じです。販売ルートも複数設けず、ネットショップのみとさせていただいています」
黒猫以外にも愛らしい猫の作品がたくさん!
世界でたったひとつ。黒猫以外にも愛らしい猫の作品がたくさん!
@tanenecoshop
ひとつひとつの刺繍と真摯に向き合い、心を込めて製作に打ち込む@tanenecoshopさん。その情熱が映しとられた作品は、どれもいきいきとした躍動感にあふれています。

最後に、今後の作品づくりでしたいことについて伺いました。

@tanenecoshopさん:
“本当に生きているように感じられる手刺繍”が目標です。初心を忘れず、使っていただく方に末長く愛される美しい刺繍を刺せるように。今後も、より自信を持って作品を送り出せるように、日々精進してまいります」

@tanenecoshopさんのXでは、刺繍作品の製作過程や新作情報を公開中。ネットショップ「TANNECO SHOP」では、販売中の作品はもちろん、これまでお迎えされた素敵な作品の数々をたくさん見ることができますよ。

写真提供・取材協力/@tanenecoshopさん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/佐東みかん
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