猫が好き
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マンションの駐車場で鳴いていた子猫を保護 お迎えして10日目に見せた「警戒心ゼロ」な姿に思わずクスッ!
骨盤クッションのくぼみにすっぽりハマってくつろぐ様子は、まるでお風呂に浸かっているみたい? 今にも「いい湯だなぁ〜」というセリフが聞こえてきそうです。
なゆちゃんとの出会い
鳴き声が気になり、明るくなってから外に出て周辺を探したところ、住んでいるマンションの駐車場の車の下で子猫がうずくまっていたそうです。それが、なゆちゃんでした。
なゆちゃんと出会ったときのことを、Asamiさんは次のように振り返ります。
「捕まえようとすると怯えて逃げてしまいましたが、なゆはまた夕方に同じ場所に戻ってきて鳴いていました。なゆが隠れていた場所の車は別の住人のものだったので、管理会社にも報告して相談をし、3日がかりでようやくなゆを保護することができました。
当時はちょうど残暑が厳しい頃。近くの公園やまわりには子猫が水を飲めるような場所がなく、なゆの鳴き声がだんだん小さくか細い声になっていったので、保護できたときは心からほっとしたことを覚えています」
事情があり、3日間の預かり後に涙のお別れをすることに
そこで、Asamiさんは管理会社に連絡をすることに。すると、管理会社のスタッフさんで猫の保護活動をしている人がいたそうで、その方になゆちゃんを託すことになったといいます。
「保護当時のなゆは、すごく怯えていました。お水もごはんもなかなか口をつけず、私たちの姿が見えないと鳴き続け、かといって抱き上げようとするとシャーッと威嚇。
ようやく夜中の2時頃からごはんを食べてくれましたが、よほどお腹が空いていたのかあっという間に完食してしまい、朝方にコンビニへ走りました。翌朝も『お腹空いたー』と鳴いてくれて、オシッコもウンチもしたのでひと安心しました」
安心した様子を見せてくれたなゆちゃんですが、明日にはお別れをすることに。Asamiさんは、「なゆをまた不安にさせるのかと思うといたたまれない気持ちで、別れのことを考えると涙が出てしまいました」と話しています。
お別れをするも、その後嬉しい展開に!
そして、お別れの瞬間が訪れたといいます。
「なゆはみゃあみゃあ鳴くし、私も号泣。ダメ元で『飼いたい』と申し出ましたが、猫はダメとのことで、断腸の思いでなゆをお渡ししました」
「妹から『子猫を引き取りたい』と電話があったんです。じつは、なゆを保護したときに引き取れないかと実家にお願いしていたのですが、『先代猫を亡くしてまだほかの猫をお迎えできない』と一度断られていました。
でも、家族会議をして、なゆを家族に迎えることを決めてくれたようです。すぐになゆを引き取ってくれたスタッフさんに電話をし事情を話したところ、『それはよかった!』と言ってくださり、快くなゆを連れてきてくださいました」
Asamiさんは「なゆはたくさんペロペロしてくれて、本当に幸せな時間を過ごしました」と話しており、この一晩はAsamiさん夫婦にとって特別なものになったようです。
Asamiさん家族に愛されているなゆちゃん。「私たちのところへ来てくれてありがとう」という気持ちでいっぱい
大歓迎されたなゆちゃんは実家にすぐに慣れてくれたそうで、Asamiさんは「私たちとしてはちょっぴり淋しく、でも涙が出るほど嬉しかったです」と心境を話します。
実家はAsamiさんの家から車で10分ほどの距離にあるため、Asamiさん夫婦は週1回の頻度でなゆちゃんに会いに行っているとのこと。なゆちゃんは毎回“チュッチュ”と挨拶をしてくれるといい、Asamiさんは嬉しく思うそうです。
「もし保護した日が違う日だったら、なゆを我が家で預かることはなかったと思います。そう思うと、不思議な運命に導かれているような気持ちになります。
なゆに出会う前のことが思い出せないくらい、今は色鮮やかな日々を過ごしています。なゆには、『私たちのところへ来てくれてありがとう』という気持ちでいっぱいです。
今のなゆのまま、朗らかに素直にのびのび育ってくれたら嬉しいです」
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