猫のしっぽは「癒しっぽ」
猫のしっぽといえば、長くて、優雅にゆらゆらと揺らしている様子を思い浮かべますが、長いしっぽだけが猫のしっぽじゃない!
猫の飼い主さんなら、途中で折れ曲がった「カギしっぽ」への憧れがあるのではないでしょうか? 幸せを呼ぶしっぽともいわれるカギしっぽの猫たち。飼い主さんがつけた愛情たっぷりの名前とともにご紹介します。
たわしっぽ
飼い主さんから:げんじろうのかぎしっぽは、ブタのしっぽのようにくるんと内巻き。わが家では「たわしっぽ」と呼んでいます。小さいころは細くてまさにブタのしっぽみたいでしたが、大きくなるにつれてふんわり。たわし感が増してきました。
筆しっぽ
飼い主さんから:初めて会ったとき、筆のように先がぽってりしているしっぽに一目惚れ。「筆しっぽ」にちなんで、猫の名前は「おふで」にしました。
ピ●チューしっぽ
飼い主さんから:兄弟なのにしっぽがぜんぜん違います。兄のこなは、産まれたときからギザギザした左曲がりの「ピ●チューしっぽ」。保護施設にいたとき、2匹はしっぽの様子から「左曲がり」と「まっすぐ」と呼ばれていたようです。
傘しっぽ
飼い主さんから:うちのあずきは、いつもしっぽがスティック型というか、傘の持ち手というか…。このしっぽスタイルでよく歩いています。
ドーナツしっぽ
飼い主さんから:だいずのしっぽは渦巻きぐるぐるしっぽ。しっぽだけに模様と色が入っていて、おいしそうなドーナツやクロワッサンのよう。リラックスしているときもくるくるです。
3Dしっぽ
飼い主さんから:うちにきたときから複雑な形をしていた「きゃー」のしっぽ。「3Dしっぽ」と呼んでます。
くるくる渦巻きしっぽがいっぱい
カギしっぽというと、カクカクと折れ曲がったイメージですが、付け根から折れ曲がっていてくるっとカールしたしっぽをもつ猫たちも多いようです。
巻き上げるようにくるっ
飼い主さんから:「しっぽがアンモニャイトになっちゃった!」。れもんは珍しい巻き尾のしっぽで、遊んだり、興奮しているときほどキレイに丸くなります。
時計回りにくるっ
飼い主さんから:うずまきしっぽのチャコちゃん。おばあちゃんの在宅介護をしているので、いつも、ヘルパーさんやお医者さんをお迎えして、みんなを癒やしてくれています。
反時計回りにくるっ
飼い主さんから:まるのしっぽが短く、折れています。しっぽが短いせいで気持ちの表現が伝わりにくいと思っているのか、軽い返事や、何事もつねに鳴いて気持ちをアピールしてきます。よくしゃべる猫で、まるで人間の赤ちゃんのようです。
※猫と車で移動する際、とくに運転中は必ずキャリーケースに入れるようにしましょう。
んん~。みんなかわいい! みんな違ってみんないい! しっぽって本当に見ているだけで癒されるパーツですね。あなたの愛猫はどんなしっぽですか?
文/マリー=クリスティーヌ=ベロン
※写真は、『ねこのきもち』2018年「癒しっぽ」特集用に読者から送っていただいたものです。