読者の皆さんにアンケート!結果は…
「ねこのきもち」2017年8月号『愛猫はYES or NO?ニャ論調査2017 #2フード編』から、「フードの管理とボウルのお手入れ」についてのアンケート結果を紹介します。「ねこのきもち」読者の皆さんは、愛猫の食べ残したフードをどうしているか?ボウルは毎回洗っているのか?教えてもらいましょう。モノカどうぶつ病院院長、小林清佳先生のコメントも添えてご紹介します。
食べ残したフードはそのままにしている!
「食べ残したフードはすぐに片付ける?」という質問で、YESと答えた飼い主さんは31.3%、NOと答えた飼い主さんは68.7%という結果でした。どのようなフードを与えているかによって違いが出ているかと思いますが、ドライフードを愛猫に与えている場合、残ったフードは次の食事時間まで置いたままにしているケースが多いようです。
猫はフードを一気食いしたり、ときには休み休み食べたりと気分屋な性格。おやつをあげた後の食事は食べ残すこともあるでしょう。残さず食べてくれればいいのですが、食べ残した場合、もったいないなどの理由からフードを放置している飼い主さんは多いようです。
【監修コメント】
キャットフードはタンパク質や脂肪を多く含むものが多いので、空気に触れる場所に放置すると腐敗します。特に気温が高い季節は要注意です。食べ残したフードは、ドライタイプなら半日、ウエットタイプなら30分を限度に片付けたほうがいいでしょう。もちろん、フードの継ぎ足しはNGです!
フードボウルを毎回洗う飼い主さんは半数以上!
「フードボウルは毎回洗う?」という質問に、YESと答えた飼い主さんは53.8%、NOと答えた飼い主さんは46.2%という結果でした。異なるアンケートでは「フードを1日に3回以上に分けて与えている」飼い主さんは60.0%とのこと。回数が多くなると、フードボウルを毎回洗うのは面倒。しかし「毎回洗わない」と答えた飼い主さんの中には「1日1回洗う」「汚れていたら洗う」「滅多に洗わない」といった声がありました。
夏になると食欲が落ちますが、ボウルからの異臭が原因でフードに手をつけないこともあります。フードボウルと水皿は食事のたびに洗ってあげることが、愛猫の健康管理につながるでしょう。
【監修コメント】
洗ったようにきれいに食べ終えたボウルも、実際には雑菌が付いていることがあります。毎回きれいに洗うことが大切です。
腐敗したフードやボウルの雑菌が原因で、猫が激しい下痢や嘔吐をするケースはほとんどありません。それは、猫が腐敗臭に敏感だから。異臭を感じた食べ物に口を付けることはほとんどなく、それを見た飼い主さんは「食欲が落ちた」と感じることもあるでしょう。食べないことで体力が落ちることもあるので、しっかりとフードボウルの管理をしてあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2017年8月号『愛猫はYES or NO?ニャ論調査2017 #2フード編』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。