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猫の「生活習慣病」が恐ろしい…ポッチャリはかわいいけど、リスクも大!?
人の場合、「生活習慣病にならないように」と日頃から意識している人もいると思います。では、猫にも生活習慣病はあるのでしょうか?
猫を飼っている人であれば、どうしても気になる愛猫の健康のこと。今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生に、猫の生活習慣病についてくわしく話を聞いてみることに!
猫を飼っている人であれば、どうしても気になる愛猫の健康のこと。今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生に、猫の生活習慣病についてくわしく話を聞いてみることに!
猫にも「生活習慣病」はあるの?
ーー猫にも生活習慣病というのはあるのでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「人間のように、生活習慣病という言い方はしませんが、猫にも生活習慣病はあると考えてよいかと思います。
室内飼いの猫の場合、運動する機会もあまりなく、どうしても肥満になりやすいのです」
「人間のように、生活習慣病という言い方はしませんが、猫にも生活習慣病はあると考えてよいかと思います。
室内飼いの猫の場合、運動する機会もあまりなく、どうしても肥満になりやすいのです」
糖尿病、高血圧、肝臓病……肥満は愛猫の寿命にも関わる!
ーー人間と同じで、猫にとっても肥満はよくないですよね。
獣医師:
「そうですね。肥満になると、糖尿病、高脂血症、高血圧など、さまざまな病気を引き起こすことにつながります。
また、肥満のまま高齢になっていくと、重くなった体重を支えるために関節などに負担がかってジャンプができなくなったり、関節を痛める場合もあります。
肝臓の病気になることもありますし、全身の血液量が増えることで心臓に大きく負担がかかるため、猫の寿命にも大きく関わってくることになります」
「そうですね。肥満になると、糖尿病、高脂血症、高血圧など、さまざまな病気を引き起こすことにつながります。
また、肥満のまま高齢になっていくと、重くなった体重を支えるために関節などに負担がかってジャンプができなくなったり、関節を痛める場合もあります。
肝臓の病気になることもありますし、全身の血液量が増えることで心臓に大きく負担がかかるため、猫の寿命にも大きく関わってくることになります」
ーーポッチャリな体型はかわいいけれど、やはり肥満はいろんな病気になるリスクがあるのですね。
猫が生活習慣病になってしまう原因
ーー猫の生活習慣病の一番の原因はなんでしょうか?
獣医師:
「猫の生活習慣病につながる肥満の原因としては、食事の管理がしっかりできていないことによる場合がほとんどです。
猫は偏食傾向なコも多く、つい甘い気持ちで人間の食べ物を与えてしまったり、フードの量をきちんと量らずに、欲しがる分だけ与えてしまうことがあると思います。
しかし、それでは食べ過ぎてしまい、結果的に肥満につながってしまうのです」
「猫の生活習慣病につながる肥満の原因としては、食事の管理がしっかりできていないことによる場合がほとんどです。
猫は偏食傾向なコも多く、つい甘い気持ちで人間の食べ物を与えてしまったり、フードの量をきちんと量らずに、欲しがる分だけ与えてしまうことがあると思います。
しかし、それでは食べ過ぎてしまい、結果的に肥満につながってしまうのです」
生活習慣病になりやすい猫の特徴
ーー生活習慣病になりやすい猫には、どんな特徴が見られますか?
獣医師:
「室内飼いの猫では、次のようなコが生活習慣病になりやすいと考えられます。
・ふだんから運動量の少ないタイプのコ
・置きエサのタイプのコ
置きエサにするとエサを探し求めて動き回ることもないため、運動不足から基礎代謝が落ちてしまい、肥満になりやすい傾向がありますね」
「室内飼いの猫では、次のようなコが生活習慣病になりやすいと考えられます。
・ふだんから運動量の少ないタイプのコ
・置きエサのタイプのコ
置きエサにするとエサを探し求めて動き回ることもないため、運動不足から基礎代謝が落ちてしまい、肥満になりやすい傾向がありますね」
愛猫を生活習慣病にしないために、飼い主さんがすべきこと
ーー愛猫を生活習慣病にしないように、飼い主さんはどんなことに注意すればいいですか?
獣医師:
「食事をしっかり管理することは飼い主さんの責任です。一日量の食事はしっかり量ってあげるようにして、与えすぎないように注意しましょう。
また、運動不足の解消のために、短い時間でよいので毎日遊ぶ時間をとるようにしてみてください。
家の中にキャットタワーを置いて自由に遊ぶことができるような環境作りをすると、ストレス解消にもつながります。
ストレスをためないような生活環境作りは、生活習慣病の予防だけでなく、猫とのより良い関係づくりのためにとても大切なことです」
「食事をしっかり管理することは飼い主さんの責任です。一日量の食事はしっかり量ってあげるようにして、与えすぎないように注意しましょう。
また、運動不足の解消のために、短い時間でよいので毎日遊ぶ時間をとるようにしてみてください。
家の中にキャットタワーを置いて自由に遊ぶことができるような環境作りをすると、ストレス解消にもつながります。
ストレスをためないような生活環境作りは、生活習慣病の予防だけでなく、猫とのより良い関係づくりのためにとても大切なことです」
愛猫にいつまでも健康でいてもらうためには、飼い主さんの意識がとても大事。肥満になるとさまざまな病気を引き起こしてしまうので、注意したいですね。
ポッチャリはかわいいけれど、愛猫の体のことを思ったら、しっかり食事・運動管理をするようにしましょう!
ポッチャリはかわいいけれど、愛猫の体のことを思ったら、しっかり食事・運動管理をするようにしましょう!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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