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家から脱走しやすい猫の傾向 効果的な「脱走防止対策」とは?

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猫を飼っているみなさん、愛猫の飼育環境は万全に整っているでしょうか?

ねこのきもち獣医師相談室の先生によると、飼い猫であっても家から脱走したがる猫は存在するのだそう……!

そこで今回は、「家から脱走しやすい猫の傾向と対策法」について詳しく解説します。

家から脱走したがる猫の3つの傾向

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飼い猫であっても、家から脱走したがる猫は存在します。猫が脱走する原因を、大きく3つに分けて説明します。

① 性衝動によるもの(とくに猫の男性ホルモンによるもの)

とくに性成熟した雄猫は、雌猫を探すために外に出て歩き回ります。

これは「猫の本能」によるものですので、対策をしなければ止めることはできません。

② もともと外で長く生活をしていた猫であった場合

外で長く暮らしていた猫は、外にも自分の縄張りが存在していると認識しています。

そのため、縄張りを確認するために外に出たがる傾向がありますし、自由に外に出ていた環境を恋しく思うこともあるのです。

③ 何らかのアクシデントによって脱走

「猫自身が脱走したがる」というよりも、何らかのアクシデントによって脱走してしまう場合も考えられます。

身近な例としては、以下のようなものがあります。

□ 掃除機をかけるときに窓が開いていた

□ 移動中にキャリーケースが突然壊れた

□ 来客の際にドアが開いていた

□ ベランダから飛び降りた


このようなことが、脱走に繋がってしまうケースも。

猫が脱走した場合、自力で帰ってくることはあるの?

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猫は太陽の位置や地球の磁場によって方向感覚がわかるとも言われており、脱走しても自力で帰ってくる場合もあります。

しかし、何かを夢中で追いかけてしまったり、敵に追われて逃げ回った場合は、元の位置がまったくわからなくなることが多々あります。

そのため、脱走防止を日ごろから心がけましょう。

愛猫が脱走しないように、飼い主さんにできることは?

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愛猫が脱走しないように、飼い主さんは事前にどんな対策ができるのか、以下のようにまとめてみました。

去勢手術(雌であれば不妊手術)をおこなう

雄猫の性衝動による脱走を防止するには、去勢手術(雌猫であれば避妊手術)を考慮しましょう。

家の中でも猫が飽きないような工夫をする

愛猫が脱走しないようにするには、家の中でも「猫が飽きないような工夫をする」ことも大切です。

□ 縦の空間を使って遊べる「キャットタワー」や「キャットステップ」などの設置

□ 飼い主さんがおもちゃを使って愛猫と遊んであげる

□ 愛猫が安心してくつろげる場所を作ってあげる


などといったことも効果的でしょう。

物理的に脱走を防止する

□ 愛猫が脱走しそうな窓は開けない

□ 猫用脱走防止用の扉やパーテーションなどの利用

□ ストッパー(網戸ストッパーやドアストッパーなど)をつける


など、上記のように物理的に脱走を防止してしまうのも◎

また、キャリーケースなどは使用する前に壊れていないかしっかりと確認すること、猫が通る場所の窓を開けないなど、人間側も猫の脱走に注意を払うようにしましょう。

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飼い主さんの対策次第で、愛猫の脱走は防げる場合が多いです。脱走しやすい猫の傾向を踏まえたうえで、愛猫の飼育環境をぜひ見直してみてくださいね!

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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