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人にはあって、猫には存在しない!? 猫の「血液型」の真相に迫る
みなさんは、「猫の血液型はA型が多い」という話を耳にしたことはありませんか!? でも実際のところどうなのか、真相が気になっている人もいるはず。
「猫の血液型」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
「猫の血液型」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
「猫の血液型はA型が多い」ってホント!?
猫の血液型にはA、B、およびAB型の3型が存在します。人と異なり、O型の猫は存在しません。
アメリカ合衆国では、ほとんどすべての短毛および長毛のイエネコ(99.7%)の血液型はA型です。
B型の猫の占める割合は地域や品種によりさまざまですが、B型は一般的ではなく、AB型の猫は極めて稀で数%未満と言われています。
アメリカ合衆国では、ほとんどすべての短毛および長毛のイエネコ(99.7%)の血液型はA型です。
B型の猫の占める割合は地域や品種によりさまざまですが、B型は一般的ではなく、AB型の猫は極めて稀で数%未満と言われています。
猫種によって、血液型に偏りが!?
B型の猫は、猫種によって割合が研究されています。
□アビシニアン、バーマン、ヒマラヤン、ペルシャ、スコティッシュ・フォールド、ソマリの15〜30%がB型
□ブリティッシュショートヘアとデボンレックスは、30%以上がB型
ちなみにシャム猫に関して、B型は見つかっていません。
□アビシニアン、バーマン、ヒマラヤン、ペルシャ、スコティッシュ・フォールド、ソマリの15〜30%がB型
□ブリティッシュショートヘアとデボンレックスは、30%以上がB型
ちなみにシャム猫に関して、B型は見つかっていません。
いざというときのために、血液型検査をしておくのも◎
血液型は、動物病院で迅速に検査できる「血液型検査カード」が利用可能になってきているため、いざというときのために検査をしておいてもいいでしょう。
ただし、輸血が必要となった際は、重篤な輸血反応を予防するために血液型検査に加えて、「交差適合試験」も行ったほうがより確実です。
ただし、輸血が必要となった際は、重篤な輸血反応を予防するために血液型検査に加えて、「交差適合試験」も行ったほうがより確実です。
みなさんの愛猫の血液型は何型か、気になる人は確かめてみてはいかがでしょうか? いざというときのためにも、安心かもしれません。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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