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猫の“水へのこだわり”に迫る! 飲水量アップの秘訣
流れる水が好きだったり、容器を変えるとよく飲むようになったり……。
愛猫の、水への強いこだわりを感じたことがある飼い主さんは多いのでは?
今回は、そんな猫の“水へのこだわり”の秘密と、飲水量アップのコツをご紹介します!

どうして猫は水にこだわるの?
猫は単独行動をする動物で、野生の頃、自分の身を自分で守る必要がありました。
このことから、経験上安全とわかっている水だけを飲む傾向が。
また、水を飲む際にも先に触ったりニオイを嗅いだりして念入りにチェックをする猫も。
猫の、水へのこだわりは、警戒心の強さによるものといえるでしょう。

愛猫の飲水量アップのためにひと工夫しよう
水をよく飲む猫には、ライフスタイルに合った工夫を
愛猫が水をよく飲む場合、複数飼いなら匹数分の飲み水を離して置くと、もっと水を飲むようになるかもしれません。
また、留守にしがちなら、容量が大きく重い器にたっぷりの水を用意して、猫の飲み水を切らさないようにしましょう。

あまり水を飲まない愛猫には、原因に合った工夫を
愛猫の飲水量や回数が少ない場合は、ふだん与えている食事の一部をウエットフードに替えてみるのも手です。
ウエットフードは嗜好性が高く、水分が約80%も含まれているので、水分摂取量を増やすことができます。
愛猫がニオイを執拗に嗅ぐ場合は、水の汚れやカルキ臭を気にしているのかも。水を循環させ、フィルターで不純物をろ過する機能がある自動給水機を使えば、それらを軽減し、飲水量アップにつながるでしょう。

いかがでしたか?
猫の水分が不足すると、オシッコの濃度が上がるため、尿中の成分が凝縮して尿石症などになるリスクが高くなります。
季節に合わせて、愛猫が充分な量の水を飲めるよう、しっかり工夫しましょうね。
参考/「ねこのきもち」2017年4月号『猫と水のお蜜な♥カンケイ』(監修:哺乳動物学者 今泉忠明先生)
文/marihey
撮影/石原さくら、上野徳達、菊池陽一郎、栗原 愛、小森正孝、長谷川里美、鳥山 香
※この記事で使用している写真とイラストは2017年4月号「猫と水のお蜜な♥カンケイ」に掲載されているものです。
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