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睡眠時間は?もしかして、夜起きてる? 飼い猫の睡眠、気になる4つの疑問
「うちの子、1日中寝てるけど大丈夫かな……」なんて思ったことはありませんか?
今回は、平均睡眠時間や時間帯など、飼い猫の睡眠にまつわる疑問を4つピックアップして、お答えします!
さっそく見ていきましょう。
猫の睡眠時間はどのくらい?

猫は1日の約2/3を寝て過ごすといわれています。これは、野生時代の名残で、狩りや縄張り争いなどに備えて、エネルギーを蓄える必要があったためです。
また、猫も人と同じように、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しますが、猫の睡眠のほとんどは「レム睡眠」だと考えられています。
猫が深い眠りについているのは1回7分ほどといわれ、1日分でもたったの60分程度しか熟睡できていないのだとか。
ちなみに、猫の眠りが浅いのは、敵の攻撃にすぐ気づく必要があるためとされているので、襲われる心配がない飼い猫は、野生の猫より熟睡する時間が長くなる傾向にあるようです。
子猫にはより長い睡眠時間が必要って本当?

体の成長を促す「成長ホルモン」は、眠っている間に分泌されます。また、脳内の情報整理や新しい神経がつくられるのも睡眠中。
そのため、育ち盛りの子猫には、1日に20時間という、長い睡眠時間が必要なのです。たくさん眠って、心と体を成長させているのですね。
シニア期に入ると睡眠時間は変わるの?

個体差はありますが、7才を過ぎてシニア期に入ると睡眠時間が長くなる猫もいます。これは、加齢によって筋力が落ちたり、活動量が減ったりしてくるからです。
眠っているというよりは、浅い眠りの「レム睡眠」の状態でいることが多いので、うとうとしている感じなのでしょう。
夜行性のはずなのに、愛猫が夜も寝ているけど大丈夫?

たとえ、夜行性動物であっても、起きている必要がなければ夜も眠ります。
とくに飼い猫の場合は、飼い主さんが起きている間に、たくさん遊んでもらったり、フードをもらったりしているはずなので、「飼い主さんが起きている時間に自分も起きていれば、いいことがある」と学習し、昼間に起きて夜眠る猫も少なくありません。
年齢や環境によって、睡眠時間や熟睡している時間が異なることがわかりました。また、夜行性であっても、夜は飼い主さんと一緒に眠るというのもなんだか可愛らしいですね!
気になる疑問は解決できたでしょうか? ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年4月号『「寝るのがシゴト」の猫あるあるを解説 とろりん猫のフシギ』(監修:帝京科学大学助教 動物看護士 小野寺温先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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