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「猫のためにできること」をしたいと願った 刺繍作家が手がける「猫の出身がわかるエンブレム」制作秘話

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愛猫と出会ったことで、人生や考え方が変わったりと、さまざまな影響を受けた人もいるでしょう。

ajicoさんの愛猫・シジミちゃん
ショップ「コイトネコ」で猫の刺繍小物を制作・販売しているajicoさんの愛猫・シジミちゃん/写真提供:ajicoさん

以前、ねこのきもちWEB MAGAZINEでご紹介した「猫の刺繍マスク」などを制作している猫刺繍作家・ajicoさん(@ajico016)もそのひとり。愛猫・シジミちゃんと出会ったことで、「猫のために自分にできることをしたい」と考えるようになり、最近新たな挑戦を始めたのだそうです。

そこで今回は、シジミちゃんとの出会いやajicoさんの新たな挑戦についてご紹介します。

迷い猫が産んだ子猫・シジミちゃんと家族に

シジミちゃんの母猫・ペルちゃん
シジミちゃんの母猫・ペルちゃん/写真提供:ajicoさん

ajicoさんとシジミちゃんの出会いは、2015年のこと。長野県の安曇野に住んでいるご実家のお母さんが、見慣れない猫を保護したことから始まります。

とても痩せていて、警戒している様子の猫のことを、お母さんはしばらく見守っていたそうですが、だんだんと懐いてきてくれた頃に、その迷い猫は「母猫」でお腹のなかに子どもがいるということがわかったのでした。

シジミちゃんの母猫・ペルちゃんと子猫たち
シジミちゃんの母猫・ペルちゃんと子猫たち/写真提供:ajicoさん

ほどなくして、母猫は無事に4匹の子猫を出産。1匹はご実家で母猫と一緒に暮らし、2匹は知人が引き取ってくれることに決まります。そして最後の1匹は、県外で暮らすajicoさんのもとで暮らすことに。そのコがシジミちゃんでした。

刺繍ミシンとシジミちゃん
刺繍ミシンとシジミちゃん/写真提供:ajicoさん

一緒に暮らしてわかったシジミちゃん愛らしさについて、ajicoさんは次のように話します。

ajicoさん
「シジミちゃんの性格は、普段はそっけないフリをしているけど、じつはあまえっ子。こちらから遊びに誘ってもつれないことが多いのですが、私の後を付いてきたり、私の姿が見えないと探しにきたりしてくれます。

作品を制作しているときもそばにいて、刺繍ミシンの横に置いてある猫ベッドで気持ちよさそうに寝ています」

シジミちゃんと出会い、さまざまなことを考えるように

シジミちゃん
シジミちゃん/写真提供:ajicoさん

母猫や子猫たちがそれぞれの生活に慣れてきた頃、ajicoさんは「実家で保護した母猫に似たような猫を探している人がいた」という話を聞いたそう。そのときajicoさんは、次のような思いを抱いたそうです。

ajicoさん:
「その猫を探している人は当時、遠くから車で来ていて、コンビニに寄った際に猫が逃げてしまったそうです。その猫が、私の母が保護した猫とは限りませんが、もしそうだとしたら、飼い猫だったのに知らない土地をさまよっていたことになります。

飼い主と離れ、食べ物を探すのにも苦労し、その間にも妊娠しお腹には子どもがいて…母に保護されるまで、どんなに大変な暮らしをしていたのかと思います。

なぜ車から逃げてしまったのか? キャリーケースにきちんと入れていたのか? なぜ避妊手術をしていなかったのか?…考えさせられることはたくさんあります。もとの飼い主さんもきっと心配で心配で、あのときどうして…と悔やんでいるでしょう」

シジミちゃん
シジミちゃん/写真提供:ajicoさん

この出来事があってから、ajicoさんは定期的にキャリーケースの点検をするようになり、猫の脱走にはより気を配るようになったそう。また、外にいる猫たちの暮らしについても考えるようになったといいます。

いち猫刺繍作家として、猫のためにできることは

シジミちゃん
シジミちゃん/写真提供:ajicoさん

猫刺繍作家として活動していくなかで、ajicoさんはSNSでつながった猫ちゃんや、刺繍のモデルになってもらったお客さんの猫ちゃん、そして猫のために活動している人たちとのつながりを意識するようになったそう。

そして、「私の刺繍作品も、猫や猫のために活動している人の役に立てるのではないか」と思うようになったといいます。

シジミちゃん
シジミちゃん/写真提供:ajicoさん

ajicoさん:
「野良猫、地域猫などの野外で暮らす猫たちのこと、猫の繁殖や流通に関すること、飼い猫の飼育環境…猫を取り巻く環境にはさまざまな問題があります。でも、それぞれの問題について詳細に語れるほどの経験や知識も私にはありませんし、いち猫刺繍作家として届けられるメッセージには限界があります。

猫を愛する方の活動や、飼い主さんの声を広く伝えるにはどうしたらいいだろうと思案した結果、飼い主さん自身に語ってもらうのが一番効果があるのではないかと閃きました」

猫の出身がわかる「猫のエンブレム」を制作

猫のエンブレム
@ajico016

「猫を愛する気持ちと、たくさんの猫に幸せになってほしいという気持ちを、愛猫との出会いのエピソードと一緒に発信してほしい」ーーそんなきっかけ作りができたらと考えたajicoさんは、ご自身の思いを表明するために、クラウドファンディングの場を借りることに。

そして、猫の出身がわかる「猫のエンブレム」を制作することにしたのです。

猫のエンブレム
@ajico016

ajicoさん:
「エンブレムには猫の顔と名前、そしてもうひとフレーズ入れることができるのですが、ここに『出身』を入れようと考えました。『出身』としたのは、猫との出会いには特に格別のエピソードがあるのではないか、と思うからです。飼い主さんたちが話をするきっかけになりやすいのではないか、と思ったんですよね」

猫のエンブレム
@ajico016

選べるエンブレム刺繍は、代表的な猫の模様の9種類で制作しているそうですが、「うちのコにそっくりなものがほしい!」という方などのために、「うちの子オーダー」も受け付けているようです。

猫のエンブレム
@ajico016

「猫のエンブレム」は、シールタイプのワッペンになっており、洋服やバッグなどにつけたり、タブレットケースやお財布、文房具などふだん持ち歩くものに付けることができます。また、トートバッグに直接刺繍したタイプもあるのだとか。

クラウドファンディングの期間は11月3日(火)までですが、期間終了後は通常価格で一般販売する予定だそうです。

猫のエンブレム
@ajico016

ajicoさん:
「みんなで猫について話すことで、社会全体の意識が変わっていきます。猫の名前と出身入りのエンブレムをきっかけに、愛猫の話をしてください。SNSでも、あらためて猫との出会いのことを書いてみてください。猫と人間が幸せに暮らせる世の中を作るのは、猫が大好きな私たちです

ajicoさんの刺繍作品や活動などは、ぜひInstagramなどでチェックしてみてください!


▼猫の刺繍マスクの紹介記事はこちら

おもしろい仕掛けがある「猫の刺繍マスク」にトキメク! 作家が込めた思いを聞いてみた

参照/Instagram(@ajico016
取材・文/雨宮カイ

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