猫が好き
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「猫は苦手だったのに」2匹の子猫を保護→「もっと早く魅力に気づけたらよかった」今では猫中心の生活に!

飼い主さん:
「実は当時、猫がちょっと苦手だったんです。そのため、子猫の存在は気になってはいたのですが、“自分で保護する”とまでは思っていなくて……。ただシンプルに“事故に遭わなければいいな”とか、“誰かいい人に保護されるといいな”と願うだけでした」

「ところが、とても尊敬している方に子猫のことを話すと、『里親さんが見つかるまでの間だけでも、どうにか保護してあげられない?』と言われて。
それをきっかけに、自分で保護することを決意したのですが、それまで猫とふれあうことがほぼなかった私は、小さな子猫のシャーすら怖くて触れなかったので、まずは友達に協力してもらいながら何とかレオを保護しました。もかちゃんはレオより警戒心が強く、なかなか保護できずにあきらめかけたのですが、その後運よく保護できた次第です」
最初は1匹だけ迎えるつもりだった

飼い主さん:
「猫飼い初心者にいきなり複数飼いは無謀すぎると思い、もかちゃんの里親探しを始めたのですが、2匹が寄り添って寝ている姿を見てしまうと、『これはもう引き離せないな』と思って……。
猫飼いの先輩たちから『2匹のほうが猫同士で遊んでくれて楽なところもあるよ』と背中を押されたこともあり、もかちゃんもうちのコにすることを決めました」
こうして始まった2匹の子猫との生活

飼い主さん:
「猫に対して“怖い”という気持ちがあったので、まず保護当日から『触れない』『お世話の仕方がわからない』で大変でした。レオに関しては、保護翌日には警戒心を解いて私にすり寄ろうとしてくれていたのに、私のほうがおっかなびっくりでなでるという始末です。
ちなみに、レオの保護からもかちゃんが来るまで4日間あり、その4日間でレオのことは素手でしっかりなでられるようになりましたが、もかちゃんはシャーシャー言っていたので、しばらくは厚手のビニール手袋をはめてなでていました」

「あと、もかちゃんは当時ノミ・ダニがすごくて。最初は玄関で過ごしてもらっていたのですが、リビングにいるレオと呼応し合って鳴くので、私は夜通しリビングと玄関を行ったり来たりしながら両方に『大丈夫、大丈夫よ』と声かけしていて、全然眠れなかったです(笑)
その後、2匹とも真菌症だったことがわかり投薬が必要になったのですが、猫をほとんど触ったことのない私には『猫の口を開けて喉の奥まで錠剤を押し込む』という作業がとても難しかったですね」
猫と暮らし始めて飼い主さんに変化が

飼い主さん:
「猫は苦手だったはずなのですが……こんなに猫中心の生活になるなんて思ってもみませんでした。今は『もっと早く猫の魅力に気づけたらよかったのに。人生かなり損したなあ』という気持ちです。
それに、2匹と暮らし始めて、私自身の健康にも気をつけるようになりました。『いつか迎える2匹の最期の日まで、大切に私の手でお世話してきちんと見送る』と思うようになったからです。
猫を通じて友達も増えたので、情報交換しながら猫たちにとってよりよい暮らしを考えていきたいと思っています」

飼い主さん:
「レオは庭に飛んで来るスズメやハトすら怖がる超ビビりですが、私や夫にはめちゃくちゃ甘えん坊です。もかちゃんはレオよりも度胸があり、甘えん坊なうえにちょっとヤキモチ焼きで、レオをなでると『私も!私も!』とお尻をねじ込んできます(笑)」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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