2021年はウシ年ということで、ねこのきもち2021年1月号では、白×黒の牛を連想させる白黒猫に注目した「イロイロ♡シロクロ猫」特集を掲載してます!
特集の中では白黒猫の性格を「慎重でありつつ甘えん坊」と紹介しているのですが、白黒猫のルーツである白猫と黒猫の性格はどうのなのでしょうか? 毛柄について詳しい石原さくらさんに毛柄の雑学とともに性格を教えていただきました。
白猫は… 注意深く、繊細な性格
すべての白猫がもつ「白い毛色をつくる」遺伝子(W)は、「絶対優性の白」と呼ばれることがあります。猫がほかの毛色や模様をつくる遺伝子をもっていても、このW遺伝子が、ほかの遺伝子の働きを抑えて毛色を白1色にしてしまうからです。そのため、白猫からは白猫が生まれやすい傾向があります。しかし、強い遺伝子をもっていても、野生ではやはり「白」は敵に襲われやすかったのでしょう。その名残なのか、注意深く、繊細な性格の猫が多いようです。
黒猫は… 穏やかで、友好的な性格
歴史的に見ても人との関係が深い黒猫。猫について日本で最古の記録に登場するのも、平安時代初期に宇多天皇が飼っていた黒猫です。また、江戸時代には「黒猫を飼うと結核が治る」というウワサから、ブームになったことも。
黒猫は、「黒」以外の遺伝子ももちますが、それが現れにくく、基本的に黒1色。真っ黒で、目立たず敵に狙われにくかったのか、穏やかで、友好的な性格の猫が多いよう。
いかがでしたか? 白黒猫の「慎重でありつつ甘えん坊」な性格は、白猫×黒猫のようですよね。毛色だけでなく性格までミックスされているようですね。
おまけで公開! 柄がユニークな白黒猫たち
ねこのきもち2021年1月号「イロイロ♡シロクロ猫」特集で、白黒猫の写真をたくさん掲載したのですが、掲載できなかった読者さんの写真がまだまだたくさん! 柄がユニークな猫たちを厳選してお見せしましょう。
まずは、胸からお腹にかけて白い毛がまるで、ダイヤのような形をしている猫ちゃんです。
2つの白色のダイヤ柄、わかりますか?
お次の猫ちゃん。背中に注目です!真っ白な毛の中に、黒いハート♡
すごくおしゃれですね。
こちらの猫ちゃんも背中にご注目!
んん!?なんとも個性的な柄をしています。筆者はおしゃれなリーフ模様に見えますが、みなさんは何を連想しますか?
最後の猫ちゃんは…。言わずもがな、ヒゲ柄がダンディな猫ちゃんです。
目とヒゲと顔の輪郭が大物感を感じさせますね。
いかがでしたでしょうか?
白黒猫たちは、おまけでしたが個性的ですよね!
参考/「ねこのきもち」2016年6月号別冊「KEGARA図鑑」(監修/猫写真家&1級愛玩動物飼養管理士 石原さくら)
文/ねこのきもち編集室