猫が好き
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「私たちが知らない過去を埋めるくらい、毎日愛してあげたい!」 保護猫を家族に迎えて芽生えた飼い主の想い
そこで、ぽぺんちゃんとの出会いや今の暮らしなどについて、飼い主さんにお話を伺ってみました。
家族に迎えるコを探して約1年、保護猫施設でぽぺんちゃんと出会った
猫カフェに何度も通い、「このコをうちに迎えたら…」と妄想をしてみるも、なかなかピンとこなかったのだとか。
そして、探し始めてから約1年が経過した頃のことです。Instagramである保護猫施設兼カフェの投稿が目に留まり、実際に行ってみることにしたのです。
「初めてその施設に行ったとき、正直どのコも可愛かったです。でも第六感というか、『このコだ!』と思えるコには出会えなくて。それからしばらくして、その施設のInstagramの動画でぽぺんを見つけたんです。もう、一目惚れでしたね」
そしてご夫婦は、生後約半年のぽぺんちゃんを家に迎え入れると決め、2018年12月30日に正式に家族になったのでした。
ぽぺんちゃんのことが心から愛おしい
飼い主さん:
「ぽぺんを迎えるまで、恥ずかしながら朝まで飲む、外食、お出かけが日常茶飯事でした。それが、旦那とふたりで出かけても、言わずもがな暗くなる前に帰ることが当たり前になっています。元々猫ちゃんは大好きだったけど、ぽぺんのことをこんなに心から愛おしいと思えることが幸せですね」
飼い主の行動がとても大事だと実感する出来事が
賢いぽぺんちゃんは、トイレ以外の場所でおしっこをしたときや、自分の体になにか変化があるときに、飼い主さんにちゃんと知らせてくれるのだそう。トイレとは違う場所でおしっこをすることが何度か続き、病院で尿検査をしたところ、ストラバイト結石があると診断されたそうです。
「そこから療法食に切り替えて定期的に尿検査をしていますが、再発を何度も繰り返していて。たかがおしっこでも、動物にとってはそれが命取りになることを改めて知りました。すぐに変化に気づいて病院に連れて行くことができたから良かったけど、悪化して入院するコもいるようなので、飼い主の行動がとても大事なのだと実感しました」
また、飼い主さんはこの出来事を通じて、「『猫は飼うのはラク』なんて言われたりするけれど、生き物を飼うことにラクなんてないんだ」と、命を預かることの責任の重さを改めて感じたとも話していました。
ぽぺんちゃんの過去はわからないけれど、その分たくさんの愛情を注いでいきたい
飼い主さん:
「保護猫施設にいたぽぺん。家族に迎えるまでの半年間、ぽぺんがどんな暮らしをしていたのか、私たちはその頃のぽぺんを知りません。それを知りたくてたまりません。
知らない分、その半年を埋められるように毎日毎日ぽぺんを愛してあげたいです! 1日でも長生きできるように、見守っていきたいですね」
取材・文/雨宮カイ
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