猫が好き
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用水路の中で必死に助けを求めていた子猫 保護され家族になりもうすぐ2年、「かけがえのない可愛い息子のような存在」に!
2023年6月のとある日の夜、仕事から帰宅した飼い主さんの父は、車を降りたときにどこからか子猫の鳴き声がすることに気づいたそう。街灯がなく、真っ暗ななか懐中電灯を持って探しに行ったところ、自宅から100mほど離れた田んぼ脇の用水路の中に子猫の姿を発見。それがむぎくんだったといいます。
「父の話によればその日は一日中雨が降っており、用水路には水が流れていたそうです。むぎの体は水に浸かっており、小さな手でそばに生えていた草に一生懸命しがみついていて。大きな声で鳴き叫びながら足をバタバタさせて、流されまいと耐えていたそうです」
むぎくんを無事に保護するも、ひとつ問題が
そのような経緯もあり、母が飼い主さんに「猫を迎えないか」と連絡をしてきたのだそうです。
「本当は新婚旅行に行った後に猫を迎えるつもりでしたが、むぎが保護された当日に連絡をもらい、その日のうちに我が家で引き取ることを決めました。
新婚旅行には行けなくなりましたが、お迎え当日からむぎにはたくさんの幸せをもらっていて、出会えて本当によかったです!」
2025年4月で2才になるむぎくん がっしりとしたたくましいコに成長!
父の言葉どおり、むぎくんはがっしりとしたたくましい体つきのコに成長したそうです。
ゴミ捨てなどでほんの数分だけ外に出たりしたときも、むぎくんは戻ってきた飼い主さんを大歓迎! 嬉しくてスリスリと頭突きしてくるといいます。
「うちに来てすぐのころに何気なく芸を教えてみたところ、すぐに『オスワリ』『オテ』『オカワリ』『ハイタッチ』『フセ』『バーン』『ベル鳴らし』などを習得しました。
扉の開け方もすぐに覚えて開けてしまったり、『ゴハン』『オヤツ』などの単語を覚えていて反応したりします」
飼い主さんにとって、むぎくんの存在とは
「今私は妊娠しており、もうすぐ家族が増える予定なのですが、むぎのことがおろそかにならないように、どんなに忙しくなってもむぎを大切にし、たくさん遊んであげたいです。
まだ若いむぎですが、どんどん年を取っていきます。むぎがどんな姿になっても最期まで向き合い、愛し続けようと心に誓っています。できるだけ自由に楽しく、長生きしてほしいですし、最期の最期まで、むぎが幸せに生きられるように力を尽くしたいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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