雑誌『ねこのきもち』2021年5月号では、「人年齢でたとえたら…クスッ! うちの中年猫めちゃめちゃ可愛いんです。」特集を掲載しています。
そこで今回は、猫を人年齢に換算すると何才なの?から、雑誌の特集ではご紹介できなかった中年世代に該当する愛猫の楽しいエピソードを、ねこのきもちWEB MAGAZINE限定でご紹介します♪
哺乳動物学者・今泉忠明先生の興味深い「中年猫」のお話と一緒に、内容もりだくさんでご紹介します!
それでは、いってみましょう~!
人だと44~60歳の中年猫は、猫だと7才~11才!
中年とは、成人として中くらいという意味で、40代前半から60代半ばを指すことが多いようです。
上記の早見表によると、7才から11才くらいが猫の中年に該当することがわかります。
今泉先生教えて! 中年猫の魅力って何?
たとえ中年になっても、飼い主さんにとっては変わらずに愛しい存在。
そんな中年猫の魅力を今泉先生に伺いました。
それは次の3つ!
①飼い主さんと猫が、「阿吽の呼吸」でより良好な関係になるから
②"あざとい"甘え方がどんどん得意になるから
③子猫時代の可愛いしぐさが残っているから
人と長く暮らす「中年猫」は学習体験から、人を怒らせない術や願いを叶える方法などを覚えて、どんどん「阿吽の呼吸」で反応し合えるようになります。その中で効率のよい甘え方も覚えるため、あざとい甘え上手な猫になる傾向に。また、中年になっても、布団の上でフミフミするなどのしぐさは変わらないもの。もしかして飼い主さんが喜ぶとわかっていてやっているのかもしれません。
わが家の可愛い「中年猫」たちのエピソードご紹介します!
人年齢でたとえたら52才 好物を目の前にすると我慢できない!(神奈川県 Y・Sさん にゃーにゃちゃん/9才)
「夫に対しては、“おやつまだぁ? 早くなでなさいよ! ドアをお開け!”と、執事のようにつかっている、にゃーにゃ。とくに大好きな猫草を見せると、“早くちょうだいよ!”と言わんばかりに、ものすごい勢いで手に飛びついています(笑)」とY・Sさん。
「こうすると飼い主さんが応じてくれる」と学習しているので、飼い主さんをうまく操るのは、中年猫はお手の物かもしれません。あと、年とともにせっかちになるのは、人間も猫も一緒かも!?
人年齢でたとえたら52才 頭を空にして(?)床でゴロゴロ!(埼玉県 K・Sさん ロンドくん/9才)
「年とともに、ロンドが床でゴロゴロしながら、無表情で宙を見つめることが多くなったような気がします。頭を空っぽにして脱力している様子に、メディテーションのお時間なのかしら? と思いながら眺めています」とK・Sさん。
中年になると活発に遊ぶ時間が減り、その分、ボーッとしている時間が増えています。それがメディテーションかどうかわかりませんが(笑)、体力温存するための大切な時間なので、飼い主さんは邪魔しないようにしましょう。
人年齢にたとえたら48才 中年の力士みたいでクスッ!(東京都 M・Bさん にゃっちゅくん/8才)
「若い頃からぽっちゃり体形のにゃっちゅ。よく丸いラグの上で伏せをしていますが、体が大きいので、丸い土俵の上で“はっけよい”のポーズをしている力士のよう。いつもクスッとなります」とM・Bさん。
猫も中年になると代謝が落ち、体重が増える傾向にあります。にゃっちゅくんの写真で見る限り、可愛いぽっちゃりなので問題ありませんが、肥満にさせないように飼い主さんは気を付けたいですね!
いかがでしたか? 8・9才の中年猫たち、可愛かったですね。
猫は年をとっても若く見えますが、猫年齢と人年齢をつねに頭において、「もう50代だからフードの内容と量を見直そう」など、健康管理に役立ててくださいね。
参考/「ねこのきもち」2021年5月号『人年齢でたとえたら…クスッ! うちの中年猫めちゃめちゃ可愛いんです。』(監修/哺乳動物学者 今泉忠明先生)
文/ねこのきもち編集室