もともと猫は単独行動なので、誰に対しても警戒心が強くなりがちです。それでも、猫は猫なりに甘えながら、お世話してくれる人へ愛情を伝えているのです。
毎日、猫が甘えていることを知ってもらうためにも、ぜひ今回は「猫の甘えているしぐさを4つ」ご紹介させてください!
さぁ、さっそくいってみましょう!
ゴロゴロとのどを鳴らす
SNSなどで、猫がゴロゴロとのどを鳴らす音を聞いたことはありませんか? このゴロゴロの正体や仕組みについては、まだ明らかになっていませんが、猫は基本的に安心できる相手といるときに、ゴロゴロという音を出すといわれています。
もし、一緒にいるときにこの音が聞こえたら、自分に身も心もゆだねて猫がリラックスしているのでしょう。「癒されるわ~♡」という気持ちで甘えていることを考えると、ゴロゴロ音は猫の愛情表現といえそうです。
トコトコとついて来る
自分が行く先々に猫がついて来ると、慕われている感じがして嬉しくなりますよね。このしぐさは、とても甘えん坊な猫によくみられ、その人の行動を把握しておきたい気持ちと、かまってもらえるタイミングを探す両方の気持ちが含まれているようです。
「なにしているの?」「いま遊べる?」という気持ちでついて来て、つい束縛猫になってしまうのでしょう。
コロンとお腹をだす
猫がお腹を見せて転がる「へそ天」は、SNSなどでも有名です。本来、猫は急所でもあるお腹を見せるのを嫌がりますが、そんなお腹を見せるのは、目の前の人に心を許して甘えている証拠。猫同士で見せる場合は遊びの誘いを意味しますが、人に対して見せる場合は甘えの意味が強いようです。
もし猫が自分の前で「へそ天」をしていたら、気を許して甘えているのでしょう。その甘えに応えてあげることは大切ですが、全開になっているお腹をなでると嫌がるので、応じるならほかの方法がよさそうです。
手でフミフミする
猫が飼い主さんや柔らかい毛布などに向かって、両前足を交互にふむしぐさをしているのを目撃したことはありますか? 人や毛布を手でこねるようなこのしぐさは、母猫の母乳を押し出すしぐさの名残で、猫が子猫気分を感じているときに出現します。
もし猫が自分の前でフミフミをしていたら、自分を母猫のように感じて甘えているのかもしれません。母性本能がくすぐられ、思わずギュッと抱きしめてあげたくなるような甘えるしぐさです。
猫のしぐさで有名なもののなかには、愛情込めて甘えているしぐさがたくさんあります。猫は、毎日好きな人に甘えているので、その気持ちを見逃さずにしっかりと受け止めてあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『愛情表現のしぐさが丸わかり 毎日は猫からのNyamore(好きだよ)に溢れてる!』(監修:獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー 藤井仁美先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。