家に帰ると、愛猫が待っています!
ガチャガチャとカギを開けると、「ニャーン」とお出迎え。これだけで、その日の疲れが吹っ飛んでしまいそうですね。猫は気まぐれ…なんていいますけれど、健気に帰りを待つ愛猫を見ると、その愛おしい姿に感動してしまいます。
しかし、一体、愛猫はどうして待っているのか。いつから待っているのか。留守のときの姿が見えないだけに、気になってしまいますよね。早速、その謎に迫ってみましょう!
どうして待っているの?
元々群れで生活をしていた犬は、「大好きな人(飼い主)に早く帰ってきてほしい」という思いから、飼い主さんを待っているといわれています。一方猫は、犬と違って単独行動を好みますので「早くエサがほしい」や「早くトイレを掃除してほしい」という思いから、飼い主さんを待っているのでは?と推測されています。この現実、少しショックのような、「やっぱりな…」と腑に落ちるような、複雑な心境になってしまいますね。
それでも、愛猫の喜ぶことをしてくれる飼い主さんのことは大好きなはずです!
いつから待っているの?
飼い主さんが出かけると、大体の猫はお腹が空くまで寝ていることが多いです。お腹が空いてくると目を覚まし、帰りを待つようになります。飼い主さんの帰りの時間が近づいてくると、車のエンジン音や足音などを聞き分けて定位置に移動します。家路に急いでいるころに愛猫がソワソワとお出迎えの準備をしているかと思うと、幸せな気分になりますね!
特定の人を待つのはなぜ?
家族の中でも特定の人だけを待っているときは、『してほしいことをしてくれる人』を待っていると言われています。エサをくれる人、トイレを掃除してくれる人、遊んでくれる人など、愛猫にとって必要な人の帰りを待っているのです。ですので、愛猫が「してほしいこと」をしないと、帰ってきても逃げられることになります。
なかには、お世話をしていなくても待つこともありますが、そういう時は「この人といると安心できる」という理由があるのかもしれませんね。理由がどうであれ、愛猫が待っていると思うと、やっぱり嬉しいものです♪
健気に待つ姿に感動して、「さあ、おいで!一緒に遊ぼう~♪」と抱っこしたのに、スルリと逃げていく愛猫…。あれれ、それは望んでいなかったの~?と、ちょっぴり寂しくなるのは、飼い主あるあるでしょうか。今度は、愛猫がこっちにくるのをひたすら待つ、健気な飼い主になりそうですね!(笑)
出典/「ねこのきもち」16年8月号『出待ちする猫』
文/ICHINOKI
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。