くつろいだ猫が見せる「香箱座り」。この姿勢でいるときは、どんな気分を感じているのでしょうか? 香箱座りする猫の気持ちを、動物看護師の小野寺温先生に教えていただきました。「いぬ・ねこのきもち」アプリに投稿されたかわいい猫たちの写真も紹介します。
「香箱座り」はどんな姿勢?
「香箱座り」とは猫が両前足を折りたたみ、胸の下に収納した状態で座る姿勢のこと。お香を入れる香箱の形に似ていることから、こう呼ばれるようになりました。別名で「1斤のパン」や「ティッシュ箱」などと呼ぶ人もいます。
写真の猫は、ミヌエットのラテちゃん。窓枠の上で香箱座り。キレイな四角い箱のようになっています。
我が家にもあった!モフモフの香箱
香箱座りは、「いぬ・ねこのきもち」アプリの投稿写真でも頻繁に見かけることができます。
カーペットの上で前足を折りたたんで座っているのは、MIXのふくちゃん。キレイな香箱が出現です。
タワーの上で香箱座り
猫タワーの上で香箱座りをしているのは、ミヌエットのくーたくん。両前足を折りたたんで座りながら、どこかを見つめています。
2匹並んだ1匹が香箱座り
同居猫ちゃんと仲よく並んで高いところに座っているのは、MIXのサスケくん。正面から見たシルエットが、なんだか四角すぎますね(笑)
モフモフの毛で前足が見えない
床の上で香箱座りしているのは、ラグドールのこむぎちゃん。フサフサの毛に覆われて本物の箱みたい。
香箱座りはリラックスしている証
香箱座りはすぐに立つことができない姿勢なので、猫が安心しているときに見せるポーズといわれています。
ブリティッシュショートヘアの五右衛門くんも、見事な香箱になっていますね。
猫の香箱座りが出現するのは、敵などの怖いものがない、安心できる環境にある証拠。猫たちが感じている安心を、ずっと長く感じさせてあげたいですね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2021年11月号『猫のカワイイあるある行動を表す みんなの「ニャン語」集』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。