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猫のきょうだいは最大60匹にもなる!? きょうだい猫のトリビア4選

猫には、同時に生まれたきょうだい、年違いのきょうだいなど、さまざまな「きょうだい」のかたちがあります。今回はそんなきょうだい猫の血縁関係にまつわるトリビアについて、猫研究家の石原さくらさんに解説していただきました。

きょうだいは最大60匹になる!?

仲良しなこはなちゃんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
多胎動物である猫は、母猫の胎内で同時期に複数の子猫を育てることが可能です。
一度の出産の平均は3~6匹、生涯で約10回の出産が可能とされているので、最大約60匹のきょうだいが誕生することも。
なお、むやみに子猫を増やすことを防ぐためにも、飼い猫には不妊手術が推奨されています。

一度離れてしまうと、きょうだいを忘れる!?

仲良しなみーにゃちゃんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は基本的に単独行動をとる動物のため、集団で暮らす犬のようにきょうだいと仲よく一緒に行動するとは限りません。
一度離れて再開した場合、きょうだいとして認識できるのは約3カ月間まで。それ以上期間が開いてしまうと、きょうだいと気付くことは難しいようです。

きょうだいが必ずしも仲よしとは限らない!?

仲良しなたまちゃんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メスはマイペースな性格になる傾向があり、さらに近親交配を本能的に避けるため、子猫期は仲がよくても、成長するにつれて、とくにオスのきょうだいを毛嫌いするようになることがあります。
一方で不妊手術をした猫の場合は穏やかな性格になり、発情期に惑わされにくくなるため、性別を問わず仲がいい状態が続くことも。

オス同士のきょうだいであれば、新しい猫を迎えるなどして猫同士の力関係に変化が起こらない限り、成長しても仲がいい傾向にあるようです。

きょうだいは見た目や性格が似がち!?

仲良しなショコラちゃんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
同じ親から生まれ、一緒に生活している場合は、遺伝や飼育環境の影響から顔つきや体型などはもちろん、性格も似るケースが多いのだとか。
しかし先述したように、なかには成長につれて性格が変化したり、飼い主さんのお世話が影響したりするなどして、性格が似ないこともあります。
猫も人と同じように、きょうだいは見た目や性格が似る傾向にあるようです。もちろん個体差があるため、一口にきょうだいだからと、同じような個性や仲のよさを求めることはできません。猫の幸せを守るためにも、しっかりと頭に入れておきたいですね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家)
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『血縁はもちろん、同居猫も! 似る?似ない? きょうだい猫のフシギ』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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