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猫の体に「ハゲ」ができていた! 猫の脱毛が起こるさまざまな要因は

猫の脱毛は生理的にも起こりますが、1か所だけごっそり抜けている、フケが多く見られる、皮膚に赤みや発疹が見られる、かゆみがあるなどの場合は、皮膚病のおそれも。そこで今回は、猫にハゲがあったときに考えられる原因について、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えていただきました。

猫の体にハゲがある!考えられる原因は?

Martin Poole/gettyimages
かゆみをともなう脱毛であれば、アレルギーによる皮膚炎や、ノミ・ダニ・カビなどの感染が原因として考えられます。
脱毛するほど同じ場所をかいてしまっているようであれば、動物病院で一度かゆみの原因を診断してもらい、それに対して治療をすすめていきましょう。

かゆみがない場合に考えられる原因は?

白黒猫のコチビちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
かゆみをともなわないハゲの場合は、ホルモン性の脱毛や、毛包虫症や真菌症などの皮膚病が原因として考えられますが、かゆみを伴うこともありますので一概には言えません。
また、狭いところなどによく潜り込んだりして擦れている可能性も。

かゆみがないのに同じ場所ばかりをなめているようなら、心因性脱毛のおそれも。動物病院を受診し、ストレスの原因がないかなども、あわせて確認しましょう。また、かゆい場所をなめていることもありますので、注意が必要です。

猫のハゲにかゆみ止めを塗っても大丈夫?

ミケ猫のみぃちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述したように、ハゲがあったり皮膚が赤くなっていたりしても、かゆみがあるとは限りません。
かゆみをともなわないハゲの原因である毛包虫症や真菌症は、かゆみ止めを使うと症状が悪化するおそれがあります。また、細菌の感染によってかゆみがある場合でも、かゆみ止めだけでは症状を悪化させてしまうことも。
動物病院でハゲの原因と治療法を確認し、薬を使用する際は獣医師の指示に従いましょう。原因にあった治療がかゆみを改善させていきます。
猫のハゲはさまざまな原因が考えられます。そのため愛猫の様子をよく観察し、なめていないか、かいていないか、かゆがっていないか、ほかに気になる点はないかなどしっかりとチェックを。また飼い主さんだけで判断せずに、獣医師に相談してくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『獣医師が答えるQ&A』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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