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おしりフリフリは狩りの合図? 猫の“おしり”にまつわるしぐさの秘密

見ているだけで癒される、みんなが大好きな猫のおしり。その動きやしぐさには、実はいろいろな意味があるのをご存知でしょうか?
今回は猫写真家・猫研究家の石原さくらさんに、猫のおしりにまつわるしぐさの秘密を教えていただきました!

肛門丸見え歩き

キジトラのてんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、しっぽを使って気持ちを表現します。しっぽをピンと立てるのは、子猫が母猫に近づくときに見られるしぐさで、機嫌のいい状態です。

つまり、しっぽをピンと立てて肛門丸見え状態で歩いているのは、ゴキゲンな証拠なのです。

おしりフリフリ

シンガプーラのプップくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
遊んでいるときなどに身を伏せておしりを振るのは、獲物(おもちゃ)に飛びつくタイミングを計っているときのしぐさです。

狙いを定める際に、後ろ足で足踏みをしながら、おしりがフリフリと動くのです。

肛門を隠す

ミックスのななふくちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
外を眺めて狩り気分のときは、しっぽを床にくっつけて肛門をふさぐ猫もいます。

猫の肛門の横には「肛門腺」の開口部があり、ここから発するニオイは情報満載の「名刺」のようなもの。そのため、狩りのときは獲物に自分の存在がバレないように、肛門を隠すのです。

おしりをなめる

茶トラのバロンくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
仲のよい猫同士は毛づくろいしあう「アログルーミング」をしますが、そのときに相手の肛門をなめる場合も。これはもともと母猫が子猫の排泄を促すためで、年長の猫によく見られる行動です。

おしり歩き

アメリカンショートヘアのりんくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
床に肛門をズリズリこすりつけながら動く「おしり歩き」は、肛門まわりに違和感があるときに頻繁に見られるしぐさです。

肛門腺に分泌液が詰まって起こる「肛門のう炎」になる場合もあるため、動物病院を受診しましょう。

猫や人におしりをくっつける

ミックスのソラくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
無防備なおしりを見せると、敵に襲われる危険があります。つまり、人や猫におしりをくっつけるのは、信頼の証。
おしりトントンをしたり、やさしくなでたりして応えてあげましょう。
猫のおしりにまつわるしぐさには、さまざまな意味があることがわかりました。ふだんからよく観察をして、猫の状態をチェックしてみてくださいね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家)
参考/「ねこのきもち」2024年4月号『ぷりぷりな動き・フォルム・しぐさが意味するものとは!?みんな大好き猫のおしり』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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