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猫が出すゴロゴロ音・鳴き声について詳しく解説

「ゴロゴロ」「ニャン」と、かわいい鳴き声を出すところも猫の魅力のひとつ。そんな猫の体から奏でられる“音”には、いったいどのような意味が隠されているのでしょうか。
今回は、猫が鳴らす音について、愛玩動物看護師の小野寺温先生に教えていただきました。

ゴロゴロ音・鳴き声は、両方大切なコミュニケーションツール

MIX ミケのしおちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ゴロゴロ音とは、猫がリラックスしているときにのどから聞こえる音のことです。これに対して鳴き声は、「ニャン」「ニャー」などと音を発します。

両方とも飼い主さんと猫をつなぐ重要なコミュニケーションツールであり、本来なら母猫と子猫のコミュニケーション手段ですが、飼い猫は“気持ちいいな~””これしてほしいよ~”などと、音で飼い主さんに気持ちを伝えます。

ゴロゴロ音の豆知識

アメリカンショートヘアの龍太くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がゴロゴロ音を鳴らすようになったのは、一説では野生時代に狩りの傷を早く癒すためだったといわれています。

獲物に反撃された際の傷を自ら早く治すため、猫はゴロゴロ音のような低周波音を自分で鳴らす技術を身につけたという説があるのです。

また、猫のゴロゴロ音は飼い主さんの心を癒したり、健康的にもいい影響を与えたりする効果があるのではないかと考えられています。今後、ゴロゴロ音が認知症などに予防のいかされる日が来るかもしれません。

鳴き声の豆知識

MIX キジトラの虎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、一般的に「鳴き声を使って会話をすることはしない」といわれています。というのも、野生時代は獲物や敵に居場所を知られてはならなかったからです。また、単独行動をしていたため、猫同士で鳴いて伝え合う必要もありません。
それにもかかわらず、猫が飼い主さんに鳴き声を使ってコミュニケーションを取ろうとするのは、声を発した方が有利だと学習したからでしょう。

猫は、人が反応したときの鳴き方を学習して覚えます。猫が鳴いたときに「な~に?」などとやさしく反応してあげると、イイコトがあったと覚えて猫がよりおしゃべりになるかもしれません。
普段、愛猫が鳴らす音についてあまり気にしていなかった人も、この機会に意識してみると新しい発見があるかもしれませんね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 愛玩動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2024年12月号『「ゴロゴロ…」「ニャン!」でコミュニケーションをとってます
鳴らして♪鳴いて♪猫の音』
文/岩井まどか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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