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十分に遊んでくつろげる! 2匹の猫が活動的に過ごせる部屋づくりの実例

猫を複数飼っている家では、どのように部屋づくりをしているのでしょうか。今回は、仲のよい2匹の愛猫と暮らす飼い主さんの、2匹の猫が十分に遊べてくつろげる工夫がつまったお部屋をご紹介。あわせて、二級建築士の中村裕実子さんにお話を伺いました。

一部屋をまるごとの猫仕様の空間に

猫部屋でくつろぐ2匹の猫
参考・写真/「ねこのきもち」2025年4月号『猫の数や関係性、個々への配慮も 匹数別 猫仕様の家、見せてください』
くるみちゃんとみるくちゃんという、2匹の愛猫と暮らすN・Iさん。中古マンションを購入した際に、2匹の愛猫が存分に遊んでくつろげる空間をつくってあげたいと、リビング横の和室を猫仕様にリフォームしたそうです。

猫たちのことを考え抜いて設計されたこの部屋は、猫のものしかない、まさに猫のための空間。リフォーム前は押し入れだったスペースにキャットステップを設置し、柱には麻ひもを巻きつけて大きな爪とぎ器に。引き戸の中には、猫たちが落ち着いて用をたせるトイレスペースも設けられているほか、猫用の消耗品も収納可能となっています。

さらに窓側には、高い場所から家の外を眺められるキャットワークもあるそうです。

2匹で追いかけっこできるよう猫部屋と隣の寝室を“回遊動線”に

猫用トンネルをくぐる猫
参考・写真/「ねこのきもち」2025年4月号『猫の数や関係性、個々への配慮も 匹数別 猫仕様の家、見せてください』
猫部屋の壁には、隣の寝室につながる猫用のトンネルが。猫部屋の入り口と寝室の入り口を開放すると、トンネルから部屋の入り口、入り口からトンネルへとぐるぐるまわって走りまわることができる“回遊動線”になっています。2匹でよく追いかけっこをしているほか、飼い主さんと猫たちとのかくれんぼも楽しめるのだとか。

ケージは2匹で入れる大型のものを用意

大型のケージに入る2匹の猫
参考・写真/「ねこのきもち」2025年4月号『猫の数や関係性、個々への配慮も 匹数別 猫仕様の家、見せてください』
災害時などに猫たちの避難場所にできるケージは、2匹で入っても充分な大きさのものを用意。キャスターつきで、移動も楽なのだとか。入居時に未完了だったリフォーム工事の際も、2匹をこのケージに入れて工事箇所から離れた場所に移動させることができ、活躍したのだそうですよ。

猫ベッドは2匹サイズのものをセレクト

爪とぎベッドにくっついて入る2匹の猫
参考・写真/「ねこのきもち」2025年4月号『猫の数や関係性、個々への配慮も 匹数別 猫仕様の家、見せてください』
子猫のころに保護団体から一緒に迎えた姉妹猫のくるみちゃんとみるくちゃんは、とっても仲よしでそばにいることが多いそう。くっついて昼寝をしたり、毛づくろいをし合ったりする2匹のために、爪とぎベッドなどは2匹でもくつろげるサイズのものを選んだそうです。

【中村さんからのコメント】仲のよい2匹が遊んでくつろげる居心地のいい猫部屋

お互いが唯一の同居猫となる2匹飼いの場合、空間づくりも関係性に応じた配慮が必要です。仲がよくない場合は距離を置く工夫を取り入れますが、こちらの2匹は仲がいいので、一緒にいられる環境をつくってあげられるのはすばらしいです。1日の大半を寝て過ごす猫たちにとって、居心地のいい場所にもなっていますね。
複数飼いの場合は、猫たちの関係性に応じて、適切な距離を取れる環境をつくってあげることが大切のようです。今回ご紹介した内容を、ぜひお部屋づくりの参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生:中村裕実子さん(二級建築士 ホリスティックケアカウンセラー)
参考・写真/「ねこのきもち」2025年4月号『猫の数や関係性、個々への配慮も 匹数別 猫仕様の家、見せてください』(写真提供/N・Iさん)
文/宮下早希
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