猫と暮らす
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「愛猫との距離を縮めたい!」飼い主さんのお悩みに専門家がアドバイス
そこで今回は、飼い主さんから寄せられた「猫とのコミュニケーション」に関するお悩みを3つ取り上げ、ペットの行動治療も行う行動学の専門家・椎木亜都子先生にアドバイスをいただきました。
(1)愛猫に積極的に話しかけても大丈夫?
愛猫に積極的に話かけてもよいですか?“ウザい”と思われないか心配です……。
たくさん話しかけてあげましょう
声かけによるコミュニケーションは大切なので、遠慮せずにたくさん話しかけてOKです。ただし、愛猫の反応を求めて、こちらを向いたり鳴いて返事をしたりするまで、しつこく話しかけるのは“ウザい”と思われてしまうかも。
猫が声かけに反応しないのはよくあることなので、たとえ一方的なおしゃべりになっても気にしない心持ちで接するようにしましょう。
(2)警戒心の強い愛猫、もっとコミュニケーションをとるにはどうすればよい?
警戒心の強い元保護猫の愛猫は、就寝時に消灯して私が横になっているときだけ、そばに来てくれます。もっとコミュニケーションをとるにはどうすればよいのでしょうか。
猫から距離を縮めてくれるのを気長に待ちましょう
寝ているときだけでもそばに来てくれるというのは、飼い主さんに興味をもっているということなので、よい傾向といえるでしょう。
だからといって、飼い主さんからアクションを起こすのはNG。布団から少しだけ手を出すなどして、ニオイをかぎにくるのを待ちましょう。慣れてきたら目を合わせずになでるなど、ほんの少しずつ距離を縮めるのが、愛猫ともっとコミュニケーションをとるための近道です。
(3)愛猫を保護して6年、これ以上距離は縮まらない?
愛猫を保護して6年になりますが、怖がられるし抱っこもできません。フードを出すときだけそばに来て触れられますが、これ以上距離は縮まらないのでしょうか。
縮まる可能性は大いにありますが、グイグイ行くのはNGです
フードを出すときだけでもそばに来てくれるなら、これからでも距離を縮められる可能性はあると思います。
食欲があるコのようなので、指先に液状おやつをつけるなどして、猫のほうを見ないで近寄ってきてくれるのを待ってみましょう。人が怖くないことを理解し、指先のおやつをなめてくれるようになったら、その手でそっと触ってみてもよいですね。怖がりな猫には、人からグイグイ距離を縮めようとするのは禁物です。
参考/「ねこのきもち」2025年7月号『素朴な疑問から、困りごとまで。深刻度別にアンサー! 猫との関係性Q&A』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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