実は猫のおしりは「おしり」じゃない！猫の「おしり」にまつわる雑学をご紹介【専門家解説】

「好きではない飼い主さんはいない！」と断言できるほどに、魅力あふれる猫のおしり。ふわふわ＆ぷりぷりした見た目がたまりませんよね。

そこで今回は、猫のおしりにまつわる興味深い雑学について、猫写真家・猫研究家の石原さくらさんに教えていただきました。

実は猫のおしりは「おしり」じゃない！

位置的におしりと呼ばれているものの、猫のおしりと思われている部位は、じつは“腰”の一部。座るために脂肪がついていてやわらかい人のおしりとは、根本的に違う部位なのです。

おしりフリフリってどういうしぐさ？

遊んでいるときなどに見せる、身を伏せておしりを振る不思議なしぐさ。これはおもちゃ（獲物）に狙いを定めて、飛びつくタイミングを計っているから。その際、後ろ足で足踏みしながら、おしりがフリフリ動くのです。

妄想の狩りの最中は肛門を隠す？

「肛門腺」から発するニオイは、猫の年齢・性別・健康状態といった情報が満載。猫にとっては「名刺」のようなもので、相手の情報を得たいときにクンクンします。

しかし、狩りのときは獲物に自分の存在がバレるため不都合。このため、家から外を眺めて狩り気分になっている猫は、おしりのニオイが漏れないようしっぽを床にくっつけて、肛門をふさぐことがあります。