猫と暮らす
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来客時、愛猫はふだんと違う行動をする?調査&獣医師解説
今回は、来客時の猫の反応について飼い主さんにアンケートを実施するとともに、来客時に見られる猫の行動について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に解説していただきました。
来客時、愛猫はふだんと違う行動をしますか?
多くの猫が、来客に対して何らかの反応を示していることがわかりました。
飼い主さんに聞く、来客時の愛猫の行動
逃げる・隠れる
- 「チャイムが鳴った途端にダッシュで隠れます」
- 「必ず押し入れに隠れます。来客が帰ってしばらくしないと出てきません」
- 「ビクビクして低姿勢で別の部屋に逃げます」
- 「来客が玄関に入る前からカーテンやベッドの奥に隠れます」
- 「一生懸命に隠れられる所に走って逃げていき、帰るまでじっとしています」
遠くから様子をうかがう
- 「少し離れた場所から隠れてこっちを観察しています」
- 「遠くからじーっとお客様を見て、静かに様子をうかがっています」
- 「階段の上からそっと下を覗いて、状況を見ています」
- 「ふだんより目をまん丸にしてケージからじっと見つめています」
積極的に近づいていく
- 「真っ先にお出迎えして相手を確認します」
- 「来客があると自分から近づいてスリスリしに行きます」
- 「初対面の人にも警戒せず、すぐにニオイをかぎに行きます」
- 「誰が来ても寄って行き、なでてもらおうとします」
猫によって異なる反応をすることも
- 「2匹いますが、上のコは知らない人が苦手なので、来客があると隠れてしまって出てきません。下のコは人に物怖じしないのか、近寄ってクンクンしています」
- 「1匹はケージの上のベッドに入って隠れています。もう1匹は来客者と話している間に入って、かまってポーズをします」
- 「5匹中4匹はピンポン前から逃げ、1匹はお出迎えします」
【獣医師解説】猫が来客と距離をとる・来客に近づく理由
――今回のアンケートでは、来客時に見られる猫の反応として「逃げる・隠れる」「遠くから様子をうかがう」といった、来客と距離を置く行動が多く見られました。猫がこのような行動をする理由や心理について教えてください。
山口先生:
「来客は猫にとって自分の縄張りへの侵入者ですから、警戒すべき相手です。警戒心の高さや、来客に抱く恐怖心の大きさは猫によっても異なりますから、それが行動の違いとして反映されているのでしょう」
――「来客に積極的に近づく」という回答も一定数寄せられていますが、猫によってまったく逆の行動が見られる背景には、どのような理由が考えられますか?
山口先生:
「もともとの性格がおおらかであることや、好奇心旺盛であることが関わっているのでしょう。また、過去に来客との交流でよい経験をしている場合、来客に対してよい印象を抱くこともあります」
来客時、愛猫のためにできることは
山口先生:
「お客様が滞在する場所は、猫がいつもいる場所を避ける、もしくは猫がよくいる場所から最も遠くにしましょう。
また、あらかじめ安心できる場所に猫を連れて行っておくこと、もしくは猫が逃げ込める場所へのアクセスを確保しておくこと、来客中はお客様も飼い主さんも、猫がいる場所には近づかずにそっとしておくことも大切です。さらに、お客様との会話は大声にならないように注意しましょう。特に声の大きい方、男性、子どもの来客は猫にとって恐怖心が高まることがあります。
なお、一般的に猫は来客を好まない傾向があり、来客に対して逃げる、隠れるコはもちろんですが、来客の帰宅後もしばらく出てこない場合は、来客が大きなストレスになっていることが考えられます。なかには来客後に食欲が落ちるコもいるので、その場合は外で会うなど、来客を避ける対応を考えたほうがいいでしょう」
取材・文/寺井さとこ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2026年2月時点の情報です。
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