猫と暮らす
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複数飼い円満のコツは“先住猫ファースト”? よくあるシーン別対処法を解説
そこで今回は、複数飼いのご家庭でよく見られるケースを5つ取り上げ、獣医師の椎木亜都子先生に“円満のコツ”を教えていただきました。
ケース(1)新しい猫が先住猫のフードを横取りする
先住猫のためには、物理的に横取りされない環境にすることがベスト。食事場所を別々の部屋に設けて、1匹で落ち着いて食べられるようにしてあげましょう。ケージがあれば、新しい猫の食事場所にしてもOKです。
ケース(2)新しい猫が先住猫にしつこくじゃれつく
この場合、先住猫がうなるなど険悪なムードが漂っていたら、おもちゃなどを使って新しい猫の気を引き、速やかに2匹を引き離しましょう。もしケンカが始まったら、飼い主さんが手で制すると危険です。猫たちの間にクッションを投げるなどして遮断してください。
ケース(3)先住猫と飼い主さんのスキンシップ中に新しい猫が割り込む
そんなときはいったん立ち上がり、どちらの猫ものせないようにすれば「邪魔された」というマイナスな感情が先住猫に残りにくいはず。そのうえで、あとからしっかりと先住猫のフォローをしましょう。
たとえば、かまってほしくて近づいてきたら、スキンシップなど先住猫の好きなことを存分にしてあげて。その際、再び邪魔されないように、新しい猫の目の届かない場所で行うようにしましょう。
ケース(4)新しい猫が先住猫の猫ベッドで一緒に寝ようとする
この場合、先住猫が今までどおり使えるよう、まったく同じ猫ベッドを用意して2つ並べて置いてあげましょう。別々の猫ベッドを使うことで適度な距離感を保つことができ、先住猫には心地がよいはずです。
ケース(5)新しい猫と遊んでいる最中に「一緒に遊ぶ?」と先住猫を誘う
猫と遊ぶときは、まず新しい猫だけで遊ばせてエネルギーを発散させ、その後、先住猫のタイミングを見計らって好きなおもちゃで遊びに誘いましょう。猫にとって「遊び=狩り」なので、一般的に空腹時がアクティブです。新しい猫のいない部屋で遊び、邪魔されないようにしましょう。
参考/「ねこのきもち」2025年8月号『よくあるシーン別に解説 複数飼い円満のコツは先住猫ファーストにあった!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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