猫と暮らす
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愛猫から視線を感じたエピソードを紹介!理由を獣医師に伺います
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、「飼い主を見つめる猫」に関するアンケートを実施。今回は、そこで寄せられた“視線を感じたシチュエーション”を紹介するとともに、猫が飼い主さんを見つめる理由と理由の探り方をねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生にお聞きします。
「愛猫が何かを訴えるように見つめてくることがある」と回答した飼い主さんは99%
では、飼い主さんたちはどのような理由で「愛猫から見つめられた」と感じているのでしょうか?「はい」と回答した飼い主さんにエピソードを伺いました。
多かった回答は、ゴハンやお世話などの要求があるとき
- 「ゴハンがほしいときに、ゴハン皿を乗せる台の前で座ってこちらをじっと見つめてきます」
- 「トイレに砂を入れてほしいとき。トイレの近くで座って見てくる」
- 「私が家族やお客様と楽しそうに話をしていると、見える範囲で1番遠い所に行き、見つめ続けます。自分だけを見てほしいのだと思います」
- 「用事を済ませて座り一息をついたときや、化粧を始めたときにそばに来てじっと見られることが日常です。ブラッシングか、遊び相手をするのが習慣になっているので、合図だと思っています」
- 「仕事から帰宅したときに、ジーッと見つめながら甘えた声で鳴きます。『帰り遅いよ~、いいコにしてたよ~』と言っているような気がします」
- 「朝、出かけるときに切なそうに見つめてくるので、会社に行きたくなくなります」
ふだんと違うことが起きたときに見つめる猫も!
- 「新しい家具や宅配の段ボールを見つけたとき。『これは何?』って感じで、私の顔を見つめます」
- 「動物病院を受診するときはいつも『だまされた』と言いたげに見てきます」
- 「『早く寝たいのにまだ起きている!』と訴えているとき。おそらく明かりを消してほしいと思います」
理由に心当たりがないという飼い主さんもいる
- 「ゴハンがほしいときに見つめてくることが多い。理由がわからずに見つめてくることもたまにある」
- 「わからない……。寝そべっているときだけ見てきます。教えてください」
- 「ケージの中のハンモックにいるときに、テレビを見ていたら横顔を見つめてくる。何を訴えているのかはわからない」
- 「わからないのでお話ししてほしいのですが……。無理ですよね」
【獣医師取材】猫が見つめる理由は? 探り方はある?
――猫が飼い主さんを見つめる理由として、どのようなことが考えられますか。
原先生:
「猫が飼い主さんを見つめる理由は、いくつか考えられます。ひとつは“要求”で、ゴハンがほしい、遊んでほしい、構ってほしいなど、何かを伝えたがっているケース。また、飼い主さんの近くでリラックスし、“安心”した気持ちのときにも見つめることがあるでしょう。そのほか、単に飼い主さんの行動に興味がある、何をしているのか観察しているという“好奇心”から見ている場合も考えられます」
――見つめられる理由に心当たりがない場合、理由を探る方法はありますか。
原先生:
「心当たりがない場合でも、猫のそのときの状況や見つめるときの様子を観察することで、理由を探ることができます。たとえば食事の時間に近いか、おもちゃが近くにあるか、猫がリラックスしている表情かなどを確認してみるといいでしょう。
見つめてきたときにやさしく声をかけたり、ゆっくりとまばたきを返したりして猫の反応を見るのも、理由を推測する手がかりになるかもしれません」
取材・文/小崎華
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年10月時点の情報です。
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