猫と暮らす
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気づいたらすっぽりハマってます！ 猫が隙間を好む理由を解説
猫の姿が見えないと思ったら、ソファの下や棚の中など、ちょっとした隙間にすっぽりハマっていることってありますよね。何もそんな狭いところに……と思える行動ですが、いったいどんな気持ちでハマっているのでしょうか？ 愛玩動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。
隠れたまま獲物を待ち伏せできるから
野生時代、自分で狩りをして、小鳥やネズミを食料として生きていた猫。狩りのスタイルは「待ち伏せ型」で、獲物から見えにくい場所に身を潜め、そこから周囲を観察してジッと待ち伏せるというものです。
ですから、狭い隙間に身を潜めて周りを観察することは、猫のハンター本能による自然な行動といえるでしょう。
ですから、狭い隙間に身を潜めて周りを観察することは、猫のハンター本能による自然な行動といえるでしょう。
落ち着けるから
野生時代に単独で行動していた猫は、基本的に警戒心が強い動物です。他者の目につきにくい場所に入り込むことで、初めて心から安心してリラックスできます。
誰にも邪魔されずに静かに過ごしたいときや、囲まれていて静かで薄暗い隙間に身を潜めることで、安心感を得ているのでしょう。
誰にも邪魔されずに静かに過ごしたいときや、囲まれていて静かで薄暗い隙間に身を潜めることで、安心感を得ているのでしょう。
探検したいから
ふだんは閉まっているクローゼットの扉を開けたときや、棚に置いていたものをどかしたときに、隙間にスッと猫が入ることもあります。
これは、ふだん入れない場所への興味からする行動。チェックしてすぐに出てくることもあれば、居心地がよくてしばらくそこで過ごすことも。
これは、ふだん入れない場所への興味からする行動。チェックしてすぐに出てくることもあれば、居心地がよくてしばらくそこで過ごすことも。
怖い対象から見つかりにくいと思っているから
来客時などに、気付くと猫の姿が見当たらず、捜すと家具の下の隙間にいたという経験はありませんか？
これは、自分に危険が及ぶかもしれないと感じ、見つかりにくく安全な場所へと本能的に避難しているのです。猫の体にフィットする狭い隙間は、隠れ場所にぴったりなのですよ。
これは、自分に危険が及ぶかもしれないと感じ、見つかりにくく安全な場所へと本能的に避難しているのです。猫の体にフィットする狭い隙間は、隠れ場所にぴったりなのですよ。
相手と密着して安心できるから
飼い主さんの足の間や、腕と体の隙間に入ってくることもありますよね。
これは、大好きな飼い主とぴったりと密着することで、温かさややわらかさ、飼い主さんのニオイなどに包まれて安心できるから。子猫のような気持ちになり、のどを鳴らしたりフミフミしたりすることもあります。
これは、大好きな飼い主とぴったりと密着することで、温かさややわらかさ、飼い主さんのニオイなどに包まれて安心できるから。子猫のような気持ちになり、のどを鳴らしたりフミフミしたりすることもあります。
ときに好奇心を満たし、ときに安らぎをもたらし、ときに避難場所にもなる“隙間”。猫が猫らしく過ごすために必要なものなので、安全を確保したうえで、たくさん隙間を用意してあげるといいですね。
お話を伺った先生／小野寺温先生（帝京科学大学講師 愛玩動物看護師）
写真／「ねこのきもち」2025年10月号『ハマる場所、見つけるのがお上手ですね。今日はここに、隙間猫』
文／柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
写真／「ねこのきもち」2025年10月号『ハマる場所、見つけるのがお上手ですね。今日はここに、隙間猫』
文／柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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