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鼻くそを綿棒で取るのは大丈夫? 猫の鼻くそに関する素朴な疑問5つ

「猫の鼻くそは綿棒で取ってもいいの?」「鼻くそがたまりやすい時期はある?」など、猫の鼻くそについて気になっていることはありませんか?

今回は、猫の鼻くそに関する5つの疑問について、獣医師の田草川佳実先生に伺いました。

Q1.鼻くそは健康な猫でも出る?

上を見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A1.必ず出ます

人と同じで、外からは見えないだけで鼻の中には鼻くそがあります。

Q2.受診したほうがいい鼻くそはどんなもの?

丸まって寝るサバトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A2.色・量・質感などが健康なものと違っていたら、病気のサインと考えて

猫カゼを発症していたり、鼻腔内に炎症を起こしていたりする猫は、いつもと違う分泌物が出ます。乾燥して鼻くそになっても、健康な鼻くそとは色が違うもの。猫の鼻くそが以下のような病的な状態のときは、動物病院を受診しましょう。

病的な鼻くそ

  • 膿が混じって緑色をしている

  • 血が混じって赤色をしている

  • 鼻の穴がふさがるほど大量に出る

Q3.鼻くそで穴がふさがる猫に事前にやってあげられることはある?

暖かい場所でくつろぐラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A3.加湿器などで部屋の湿度を上げて

部屋の湿度が低いと、鼻の中も乾燥して、鼻くそが固まりやすくなります。とくに寒い時期は部屋の空気が乾燥しやすいので、加湿器などで湿度を50~60%に調節しましょう。

また、毎日顔をチェックして、鼻くそが出ていたら鼻の穴がふさがる前に取り除いてあげることも大切です。

Q4.鼻くそを綿棒でコチョコチョして取るのは大丈夫?

ニャルソック中のアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A4.綿棒でも指でもOK

鼻の穴からチラッとはみ出している程度の鼻くそは、そのままでも問題ないので気にしすぎなくていいでしょう。鼻くそが多く出がちな猫は、綿棒でお手入れしても大丈夫。赤ちゃん用の小さな綿棒で、やさしく鼻くそを取り除きましょう。その際、綿棒を鼻の中につっこんだり、鼻くそを鼻の中に押し戻したりしないよう注意してください。

なお、じっとしていられない猫に綿棒は適さないので、飼い主さんの指やコットンの角でピッと取るのもアリです。指で取る際は、爪で鼻を傷つけないよう注意しましょう。

鼻くその取り方(一例)

1.綿棒の先を鼻のフチの鼻くそに置き、クルッと回転させる
2.鼻から出ている鼻くそだけ綿棒にくっつければOK

Q5.鼻くそがたまりやすい時期はある?

正面を見つめるミケ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

A5.基本的に季節は関係ない

年間で、室内の温度・湿度をエアコンで一定に保っていれば、とくに季節は関係していないでしょう。

ただ、アレルギーをもっている猫は、そのアレルゲンが増える時期になると鼻くその量も増えるかもしれません。持病のある猫は気をつけて観察して、鼻くそがつまって鼻息が「ピーピー」となっていたら、動物病院を受診しましょう。
愛猫の健康を守るためにも、いつもとは違う鼻くそが出ていないか、鼻くそで鼻の穴がふさがっていないか、日ごろから愛猫の顔をチェックするようにしましょう。
お話を伺った先生:田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2025年10月号『お手入れ、病気、猫ならではの傾向も!? 猫の目くそ・鼻くそ じつは奥深い件。』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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