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一人暮らしでも猫を飼える? 後悔しないために知っておくべきことを獣医師が解説

一人暮らしで猫を迎えたいと考えている人へ。猫との暮らしは素晴らしいものであると同時に、大きな責任が伴います。今回は、後悔しないために「一人暮らしで猫を飼う前に知っておいてほしいこと」について、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。

猫のお世話に必要な時間

MIX黒ののあくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――一人暮らしで猫を飼う場合、すべてのお世話を飼い主さん一人で行うことになると思いますが、猫に必要なお世話と頻度、かかる時間の目安について教えてください。

原先生:
「猫のお世話でほぼ毎日確実に行うものとしては、食事・水の準備とトイレの掃除です。どちらも大体1日に2~3回、1回あたり10~15分程度です。また、そのほかにも抜け毛が出るので、ふだんの掃除の時間が長くなることも予想されます」

猫を迎える際に必要な費用

MIX白のももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――一人暮らしで猫を迎える場合、必要なものを揃える費用もすべて一人で負担することになると思いますが、飼い始めに必要な費用の目安はどれくらいでしょうか?

原先生:
「猫自身の価格としては、ペットショップから迎える場合と保護団体などから迎え入れる場合とで差がありますが、おおよそ4、5万円〜という形かと思います。猫を迎えるにあたり最初に確実に用意すべきものは、トイレ、食事用・水用のお皿、ケージ、猫砂、キャットフードですが、質にこだわらない場合でも2、3万円程度はかかると見込まれます。ほかにも寝床となるベッドやキャットタワー、爪とぎも準備してあげたいところですが、このあたりも1、2万円程度かかります」

もしものとき、猫のお世話を頼むために

MIXサバトラのみかんちゃんと同居猫ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――一人暮らしで猫を飼う場合、飼い主さんが急病などで猫のお世話ができないときは、知人やペットシッターなどを頼ることになるかと思いますが、 そのために必要な備えを教えてください。

原先生:
「愛猫の病歴や飲ませている薬などを整理しておくほか、ふだんの食事のスタイルや量、トイレの掃除の頻度などは確実にまとめておくようにしましょう」

一人暮らしで猫を迎える前に考えるべきこと

MIX茶白の五郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――一人暮らしで猫を飼いたいと思っている人が、後悔しないためにお迎え前に考えておくべきことを教えてください。

原先生:
「猫は犬と比べると散歩の必要もなく一人暮らしでも飼育しやすい動物ですが、人とは明らかに異なる動物である以上、暮らし始めると想像もしていなかった悩みが次から次へと出てきます。そして、それがおおよそ15年くらいは続く可能性が非常に高いです。これらの悩みを上回る魅力があるのも猫との暮らしの醍醐味ですが、お迎えする前に、こういった点について一度立ち止まってよく想像してみる時間を作ることが大切です」
一人暮らしで猫を飼う場合は、猫に対するすべてのことを飼い主さん一人でこなさなければなりません。後悔しないために、人も猫も幸せに暮らせるのか、慎重に検討したうえでお迎えするかどうかを決断してください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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