猫がそばに来て座るのは信頼の証？　意外な理由も獣医師が解説！

愛猫がそばに来て座ってくれるのはうれしいですが、実際のところ、この行動にはどのような気持ちが込められているのでしょうか。

今回は、猫が飼い主さんのそばに来て座るときの気持ちなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えていただきました。

猫がそばに来て座るのはなぜ？

――「そばに来て座る」という猫の行動には、どのような気持ちが込められているのでしょうか？

原先生：
「警戒心を抱く相手にはできない行動だと思いますので、おそらく相手に対して信頼や安心の気持ちがあるのでしょう。『ただそばにいて安心したい』という気持ちや、猫の性格にもよりますが、『かまってほしい』といった要求の気持ちもあるのかもしれません」

猫がそばに来て背中を向けて座っている場合

――「そばに来て座る」といっても、猫の座り方はさまざまですよね。たとえば、飼い主さんに背中を向けて座る場合、猫はどのような気持ちでいると考えられますか？

原先生：
「『一緒にいると安心できる』といった気持ちでしょうか。猫は飼い主さんのことを信頼しているのではないかと思います」

猫がそばに来て座りじっと見つめてくる場合

――では、猫がそばに来て座りじっと見つめてくる場合は、どのような気持ちなのでしょうか？

原先生：
「『ゴハンやおやつがほしい』『おもちゃで遊びたい』『トイレを掃除してほしい』など、無言で何かを訴えているのかもしれません。ちなみに、体の一部が飼い主さんに触れた状態で座っている場合は、猫の性格にもよりますが『少し触ってほしい』など、コミュニケーションをとりたがっている可能性があります」